とりあえず使ってみましょう

下記のサイトでは30~59歳の方の3年後に糖尿病になるリスクを診断してくれます。 必要データは血圧、身長、体重などで他に血液検査のデータが有ればそれも入力することができます。
https://www.ncgm.go.jp/riskscore/
面白いですw
つい、様々な数値をいれてみたくなります(笑)
 

糖尿病

名前は一般化しているため、よく聞きますが現実にどんな病気なのか分かっている人が少ないと思える病気です。 実際、多くの人が糖尿病をナメています。 なのでおさらいを…。
糖尿病は栄養が血液から細胞に入りにくくなっている病気です。
栄養とはブドウ糖のこと。 ブドウ糖は食べ物などから血液中に入って流れています。 その量を表したのが血糖値。 インスリンというホルモンが無いとブドウ糖は細胞に入れません。 なので何らかの原因でインスリン不足やその働きが弱ると血液中にブドウ糖が溢れます。 これが高血糖。
ご飯を食べれば誰でも高血糖になりますがインスリンが正常に働くといずれ血糖値は下がります。 この働きが弱ってくると糖尿病です。
原因による分類がいくつかありますが今回は割愛です。 問題になるものの多くは2型糖尿病と呼ばれるもので、日本人の糖尿病患者の90%程はこれです。
原因は生活習慣。 食べ過ぎ、運動不足、睡眠不足、肥満、ストレス、加齢などが原因と言われます。
細胞に栄養が入らないということは食べても食べても体に栄養が着かないということです。 それどころか食べるほどに血糖値が上がり、細胞は痩せていきます。
食べているのに餓死する病気。それが糖尿病です。
 

2型糖尿病は治るか?

治りません。 というのが今の医学常識です。 但し、研究は進んでいるので、いずれは根治できる可能性があります。
現状では治らないので血糖の管理を行い改善するしかありません。 一生薬を使い生活習慣に気を使わないとだめです。 たまに、ずーっと薬を飲んでいるのに治らない!とぼやく人がいますが、それは当たり前です。 治すための薬ではないですから。
 

糖尿病は怖い

一度発症すると完治しないということもそうですが、細胞に栄養が入らないという害は体中に影響します。 実は糖尿病の本当の怖さは血糖値が高いことではなく、細胞に栄養が入らないことによる合併症です。 まず、血液と接している血管の内側の細胞がやられます。 その後、体のあちこちに栄養不足による症状が出てきて、最終的には合併症により死にます。

血管疾患→様々な病気へ

体中の大小様々な血管が固くなり、出血、梗塞、機能不全を起こしやすくなります。 特に心臓、腎臓、目に起こる病気が代表です。 最悪は失明や心筋梗塞。腎不全による死亡です。腎不全になると血糖管理に加え、一生、定期的に腎透析しないと生きていけません。 当然、脳卒中などの可能性も高まります。 さらに細胞の栄養不足が進むと手足の先から腐ります。 これが壊死。こうなると腐った部分を切り取るしかありません。

神経

神経も血液から栄養を受け取って生きている細胞の集まりです。そのため、栄養不足になると痺れなどの機能不全が現れます。
 
自堕落な生活をしていると知らない間にゆっくりと死に向かう病が糖尿病ということです。 ここに病名を挙げたものだけでなく、すべての病に対する抵抗が落ち、簡単に体調不良に陥り、いくつもの病、不調を重複して発生させます。
 

前兆

喉が渇く。
尿が多い。
すぐ疲れる。
体重が減っていく。
一過性なら問題はありませんが、長期間に渡ってこのような状態が続くと怪しくなります。
 

とにかく予防

現代は医学の進歩でなかなか人が死ななくなった時代ですが、糖尿病の合併症では多くの人が亡くなっています。 なにより、発症させないことが大切で、自己管理でかなりリスクを下げられるものです。 運動し、食事は腹八分。 睡眠はしっかりと取り、ストレスをうまく発散する。 などを工夫して行ってください。
旨いものをたらふく食べて太く短い人生を送るのも良いかもしれませんが、糖尿病になると残りの人生が大きな制限を受けるうえに、苦しんで死ぬ確率が高まります。 どうせなら旨いものを少しずつ、長い時間楽しめて、健康な人生を送り、苦しみなく逝くほうがオトクだと思いませんか?(笑)
 
 
 

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