ICD-11は…

疾病及び関連保健問題の国際統計分類(International Statistical Classification of Diseases and Related Health Problems, or ICD-11(国際統計分類))というもので2018年の完成を目指しているようです。

国際統計分類(ICD)は100年ほどの歴史を持つ疾病、傷害及び死因の統計を国際比較するためのものです。 もともとは死亡原因を国際的共通の分類で把握しようとしたものでしたが、その後、人口動態統計や健康情報の管理に使用され、第 11 版では死因別の目標、指標の達成状況の把握、検討が可能で、健康データの電子化や統計学的な用途(医師や検死官が使用する医療用語の統合)にも対応し、疫学・健康管理の国際的な医療診断分類(自治体や保険会社からの保険償還を含む)として役立つようにされています。 これまでは、高齢者や障がい者の機能をモニターする分類や指標が不足しており、 国際生活機能分類も限定的な使用にとどめられていました。また、多くの国において、種類が多い指標や基準を十分に使いこなせていないという懸念がありました。

となっています。 要するに、医療を効率よく使うために世界の死と病、怪我などの統計データを取りまとめようと言うもののようですね。 説明動画がYou Tubeにありました。

ICD-11には東洋医学も入っている。

我々鍼灸師からして大きな話題になりそうなのは今回の第11版では、東洋医学、伝統医学が初めてとりいれられていることです。 日本・中国・韓国が中心となったドラフトも完成しているらしく、その内容は漢方薬や鍼灸も含まれます。これらの東洋伝統医学が組み込まれれば我々の職業ももっと一般的に認知されるかもしれません。

ドラフトは日々更新されているようですが、悲しいかな英語サイトなので読めません(笑) ご興味の有る方は読んでみてください。https://icd.who.int/dev11/l-m/en

漢方薬はともかく、鍼灸は現代の西洋医学と比べて対費用効果が抜群に高い医療ですから、どんどん普及してもらえば医療費削減に役立つはずです。 必要なのは知識と技術とハリだけなので高価な医療機器がなくともそれなりの効果を出します。医療技術の遅れている国や経済的事情で先進医学を導入できない国などにうってつけです。 東洋医学の発展にどれだけ影響するか? 個人的にすごく楽しみにしています^^

 

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