「夜中に3回以上トイレに行くもの」が医師の使っている夜間頻尿の定義だそうです。
50代では過半数が1回は起きるとのことなのですがこれらの方はセーフです(笑)
70代ともなると20~30%の方が夜間頻尿とも言われます。頻尿はおしっこが出てるんだから問題ないと考えがちですが、立派な排尿障害です。 おしっこは出てればいいってものではないのですね。
頻尿は前立腺肥大や無呼吸症候群などの疾患によって起こりますが、全てひっくるめて夜間頻尿の方は正常な方より2倍死亡率が高いといわれます。
おしっこは血液の量を調節し、クリーニングする大切なものなのです。御存知の通り血液は体中に栄養を与え、老廃物を運ぶ働きを行っています。もちろん、排尿障害があるということはおしっこを出す仕組みの何処かに異常が起こっている可能性が高いわけです。
排尿障害があると、うまく血液をクリーニングできないので体中に何らかのダメージを受けます。
内臓器の何かに機能異常が起こり、これが膀胱あたりならすぐにどうこうはなりませんが、心臓や腎臓などに問題が起こるとまずいことになります。 死亡確率2倍とはこれらの様々な疾患を総合して出されているようです。
夜間におしっこに起きる方は気をつけておいたほうが良いです。すぐに歳のせいにして簡単に考えず治せるものならキチンと治しましょう。