病気を治せるのは自分自身だけ!! 治療は全てその回復を手伝うだけ! これを解っていないと病の原因や治らないことを自分以外のせいにしてしまいます。大抵はなんら建設的な結果を産まないので結果的に医者も患者も不幸になります。

 

繰り返しますが、これまでに書いたように自分の体調を正せるも病ませるも自分自身の決断です。 本当の意味で病を治すのは医者でも薬でもなく本人の体内でおこる生理活動です。

そして、医者は病の仕組みの解っている一部分にのみアプローチして治療を行いその治癒や寛解を待ちます。とりあえずはこの辺が今の現代医学の限界です。

東洋医学に限って言えば有名なある一部の学派において、病の原因も治療法も完全に確立していると言われます。しかし、その叡智をすべて完全に使いこなせる人はまずおらず多くの知識(書物)から部分的に引用して治療を行っているのが今の東洋医学の実力といえます。そのため、勉強はしてもしてもし足りると言うことはなく理論通りに必ず治る完全な治療というものには程遠いといえます。

けど、こんなお話を医者がしていては権威も何もあったものではありませんね(笑) やっぱり患者さんとしては「私に任せなさい」とか言っている医者が頼りがいがあっていいのかもしれません。 

私は患者の医者依存があまり好きではないので治療において自分自身に努力をしてもらうことが多いですが、もちろん鍼灸師としてできることは全力を尽くしているつもりです。 そんな治療方針でも信頼してくれている患者さんがいるのはありがたいことです。

これまでのこの記事「健康になるためのHOW TO」を通して読まれた方は何故、医者にとってデメリットになるようなことを延々と治療家である私自身が言っているのか。

医者は常識である「病を治せるのは自分自身のみ」という事を患者に明かさずに、さも医が治しているような錯覚を与える情報を世間に流し続けているのか?

これらを汲み取って頂ければ幸いです。 これが分かればこの先の記事などきっと読む必要は無いでしょう(笑)

 

 

それでは次回からはもっと具体的なことや細かなことに入っていこうかと思います。 

続く…

 

※ここで出てくる医者とは医師限定ではありません。西洋、東洋、手技などを問わず医に関わる全ての人達です。