コーヒーのもつ有効性はいろいろと発表されています

現在の研究ではパーキンソン病、糖尿病、多発性硬化症、一部のがんなど多くの疾患の発症リスクを抑えると言われています。
米ノースウェスタン大学ファインバーグ医学部発表によると、コーヒーを飲むことにより、内因性カンナビノイドシステムでおこる代謝物質が低下するとの結果が出たようです。  他にも性ホルモンなどのステロイドホルモンや脂肪酸代謝に関連する代謝産物の血中濃度にも変化をおこしています。

内因性カンナビノイドシステム

AEA(アナンダマイド) 2-AG(2-アラキドノイルグリセロール)など10種類ほどが定義されていて、脳内マリファナに類似した物質として知られるものです。 もともとのカンナビノイドは麻(大麻草)に含まれる化学物質の総称だそうですが、これらの全てに麻薬効果があるわけではありません。
身体調節機能=ECS(エンド・カンナビノイド・システム)という言葉もあります。そのなかで脂質メディエーターと呼ばれる、細胞内外の情報伝達をつかさどる生理活性物質のこと。局所的に一過的に産生され、その場で細胞膜受容体に作用してシグナルを伝え,速やかに分解される脂溶性物質を内因性カンナビノイドと呼んでいるようです。
と、いろいろとややこしいですが、コーヒーは食欲やエネルギーの産出と消費、血圧、睡眠などの基本的な身体機能を調節しているものの活性を抑えるように働くという結果が出たということです。

但し、こうした代謝産物の血中濃度の変化が何を意味するのかは分かっていない。

と発表者がコメントしていますので内因性カンナビノイドの研究はこれから。その一端をコーヒーの作用から解き明かすことができるかも?となっています。

因みに、内因性カンナビノイドの活性が低下すると食欲が落ちます。 コーヒーのダイエット効果はこのような訳のよくわからない仕組みで成り立っているかもしれないのですw

 

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