http://www.carenet.com/news/general/hdn/45514?utm_source=m1&utm_medium=email&utm_campaign=2018021700
アメリカで「点滴ラウンジ」なるものが人気だそうです。
私からすれば「バカバカしい」の一言なのですが…。 先ず、点滴といっても薬剤によってその効果は当然変わります。 しかし、二日酔い 時差ボケ 免疫上昇 美容などに効果があるとは思えません。 あったとしても点滴する理由がわかりません。
一番疑問なのが免疫上昇効果です。 異物を入れて免疫を活性させようととでも言うのでしょうか? このようなもので効果があるならワクチンの開発など必要がなくなりますw
点滴は色々と危険がつきまといます。
基本的に生物の血管は密閉されていて正常です。 外部から直接異物を入れるという事態には対応していません。 それでもなんらかの異物が注入されると感染、塞栓、循環器などへの負担、薬剤の効果による負担 アナフィラキシー…。 様々なリスクを負います。 放っといても治る一時的な体調変化を薬でどうこうしようという考えそのものが間違っていると思います。
二日酔いへの効果
記事ではプラセボだとされていますが、私は謳われている効果の中では多少の効果があると思います。 但し、二日酔いが治るわけではなく分からなくなるだけ。 二日酔いはアセトアルデヒドの作用による体調不良です。 アセトアルデヒドが体内にあり、頑張って分解している時に血管に直接、他の異物が入るという身体にとっての緊急事態が起こる。 身体はアセトアルデヒドの分解にかまっている場合では無いでしょう。 実生活でも体内でも長期的な問題より突発的な問題を先に解決しようとするものです。 気分が良くなるのは、点滴により異物が入ってきて体内が大慌てしているため、二日酔いは忘れ去られるといった具合でしょう。 繰り返しますが二日酔いが治るわけではなく分からなくなっただけです。 身体にとっては「泣き面に蜂」であり、点滴された薬剤を代謝する負担が増えるだけ。 実生活での仕事に例えれば、問題がいくつも重なって起こった現場は大慌て。 貴方が問題解決の担当者なら「これ以上仕事を増やすな!」と怒るはずです。 時差ボケも似たようなものですね。