カナダのカナダ・アルバータ大学が発表したそうです。
関節が鳴る現象については様々な仮説がありましたが、これで決着がつくのでしょうか?
 

鳴る仕組みは

関節腔には関節液が満たされています。
指を引っ張るなどして関節腔が広がると内部圧力が下がります。
内部圧力の低下により溶け込んでいる気体が泡となって現れます。
圧力が低下している関節腔に他部位から滑液が流れ込みます。
関節腔の圧力がもとに戻る時、現れた泡は消えます。 この時にポキっと鳴ります。
 

疑問はある

この仕組はMRIで確認されているので気泡の発生と消失は実際に起こっているのは間違いないのでしょう。 しかし、音を出している原因として確定している訳でもありません。 疑問の一つは気泡が消える時に音がなるか?と言うものです。 例えば炭酸水の中に浮かぶ泡を液体の圧力を下げて溶かし込む時にパキッと泡の消える音がするとはちょっと思えません。 パキッという音は気体が液体に溶けるときになる音ではなく、何かが弾ける音、適当な圧力が何かにかかって限界を超えたような場合の音に思えるのですが…。 そうなると関節腔内の気体は音の発生源ではなく、低下した関節腔に流れ込む滑液が音をたてていると考えるほうが自然な気もします。 関節を鳴らした後にその場所がスッキリする感じがするのは新しい滑液が関節腔内に入ったことによるものではないかと思えるのです。
 
何にしてもこのような研究は楽しいですw 解明されると何か他の病気の治療に役立つかもしれませんしとても興味深く思います。
 
 

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