症例報告8 心身症

このブログの症例報告では私がこれまでに診てきた患者さんの症例について色々と書き連ねて行きたいと思います。 もちろん、本人の特定は出来ないような内容でお送りしますので抽象的になる部分もあると思いますが、同じような症状にお悩みの方の一助になれば嬉しく思います。


40代 男性 心身症の診断を受けてリリカカプセルやデパス等の向精神薬を処方されている。 体に出ている主な症状は肩首~背中のコリや痛み。
このような病態の患者は意外と鍼灸を頼ってくる方が多い。 なぜなら、西洋医学では基本的に原因不明であり、心療内科で出された薬の効果に疑問を持ち、その副作用の心配をしているから。 また、色々と医学知識や健康知識を勉強されている方が多いのも特徴のように思います。

結論から言ってこのような方はその症状を訴える場所に治療をしても、効果はその場限りのことが圧倒的に多い。それは痛みを感じている原因がその場所にないからで、医者もそれを分かっているから脳内に作用させる薬を出しているのです。

実際の治療には時間がかかります。患者の努力や治したいという決意も必要です。しかし、真面目に1年ほど治療を続けたこの方は症状の再発もなく、医者からのお墨付きで薬の服用を止めて再発もしていません。

心身症に限らず病は起こしている原因の悪循環を止めることができれば改善していく。そのためには回数や時間が必要な事も多いので焦らず、気長に、しかし確実に治療を進めていく必要があります。

松山鍼灸院 漢方鍼灸個別治療室 仁塾