…何か試してみましたか?
中にははっきりとした効果が出た人もいたでしょうが、きっと殆どの人は効果がよく判らなかったのでは無いでしょうか?
その理由はいくつもあります。本当に効いていないのかもしれませんし、気付かなかっただけかもしれません。
本当に変わっていない場合
貴方が試した物は無効だったという結果が出ました。 健康維持や治療などの目的があるのならば別のものを試す必要があります。 この結果は失敗ではありません。「無効」という結果が出たことで一つ前進したのです。 治療はトライ・アンド・エラーによって成り立っています。 一般の人は結果が良好なものでないと「失敗」と判断しますが現実はそうではありません。 「無効」と「失敗」は全く違うものです。 どうせ食品なのですから様々なものを気長に試していってください。 但し、本当に無効だったのか?を証明するのは非常に困難です。 なにせ殆どが思い込みですから。
気づかない場合
本当は体に変化が起こっているにも関わらずそれに気づかない場合が多々あります。食べ物は確実に体に何らかの作用を起こしているのでほぼ全てがこのケースに当てはまります。
食品のような作用の弱いもので起こる変化は本当に微細なものです。特に初期などは医者であってもかなり注意してみないと分からないこともあるし本当にわからないこともあります。 なので変わっていないと思っても継続することで必ず何らかの効果が出ます。 その結果は貴方が狙ったものとは限りません。健康になるつもりで摂り続けていた食べ物が病気を作ることもあります。 ですから、できる限り早く体の変化を察知し食べものを変えるなどの修正が必要です。
先ずはここに医者の出番があります。 一般の人は知識、経験の不足から体に現れる変化に非常に無頓着です。 女性は鏡を見る時間が男性よりも長かったり、月経という体調のバロメーターがあるので比較的自覚しやすいのですが、それでも病として発症してから気づき、治療に取り掛かるというのが大半です。
医者は患者の様々なものから健康の変化や病の兆候を見抜きますが、現代医学の場合その技術はもうあまり使用されていません。 科学技術の進歩によって血液、尿、便での検査。 CTなどの画像検査が人間より早く、より正確に視覚化、数値化して判断できるようになっているからです。 これにより非常に効率よく大量の患者をさばけるのですが、あまりにもデジタル的な診察はまた新たな問題も生みます。
東洋医や医師ではない手技を使う医者は先端科学検査の殆どを使えませんから昔ながらの診断法です。問診、視診、聴診、触診など自分の五感を使い病を見抜きますが個人の技量に左右されたり、初対面の患者に対して精度が下がったりとかなりの曖昧さを含んでいます。 それでも特に東洋医は患者の見た目、話し方、それこそ一挙手一投足の全てから情報を取ります。
これらにより本人には気付かない病の兆候も医者なら気づくことがあるということです。しかし、東西ともに完璧ではありません。見落とし、思い込み、または時として故意に兆候を見逃すこともあります。
早期発見早期治療というのが現代医学でも当然の健康管理ですが、東洋医学や生活内での健康管理は超早期発見超早期治療を行うということです。 これは保険を使わず、実費治療やお金の掛からない自己体調管理だからこそできるのです。 しかし、コレこそが健康維持の最善の策なのです。
とりあえずまだ何かを食べ続けてみてください(笑)
続く…
※ここで出てくる医者とは医師限定ではありません。西洋、東洋、手技などを問わず医に関わる全ての人達です。