健康になるためのHOW TO ③

「患者は医者を信じ、医者は患者を信じること」

これは現実にはなかなか難しい場合もあります。

もし、患者が医者を信用できなかった場合、殆どの人が新たな医者を探すことになります。 しかし注意してください。貴方の主張は本当に医者に認められるものですか?

 

今の真っ当とされる医療は全て科学的な思考に基づいています。ここでいう科学的であるとは再現性があり、他人にもある程度理論立てて説明ができることです。

あなたが病気になったとき、医者は患者からの訴えを元に病名の当たりをつけます。もし患者の訴えが、自身にしかわからない思いこみや証拠の示せないものだと判断されると全く取り合ってもらえないことがあり、悪くすれば精神の病と診断されてしまうこともあります。

たとえば、病気を確定できる検査結果が得られなかった場合に、似たようなほかの病気を疑ったりすると患者が納得できない検査や治療が増えたり訴えそのものを無視することもあります。

このようなことが起こると、患者は医者を信用すことを止めてしまいます。

上記のような体験を繰り返し、たくさんの医者を渡り歩いて、どの医者も同じような事しか言わないのだと患者が悟ってしまうと、もうお互いに信頼関係など構築するのは無理でしょう。このようなことを防ぐために昨今はインフォームドコンセントと呼ばれる説明を患者に行うようになっていますが…。

さて、

医者が患者を信用しないのがいけないのでしょうか?

患者が医者に疑いを持つのがいけないのでしょうか?

 

このどちらもが誤りかもしれませんが、避けられないケースも多々あります。

それは、貴方の病気が現代科学で分かっていない場合です。

 

まず、医者の多くは大変な量の勉強をしていますが、その多くは研究者が発表し、学会が決めた病気を覚えているだけです。 学会が決めた病気というものにはそれぞれに病名があり、病名ごとに決まった症状が定められていて、それに対して模範的な治療法というものが存在します。 これはやはり科学的に説明のできる治療法しか採用されません。これを「エビデンスがある」といいます。

医者の行う治療はこのエビデンスに則って行われます。そのため、もし貴方の疾患が学会が決めている病気と治療法が当てはまらず効かない場合に殆どの医者は打つ手がなくなります。 そこで、似たような症状を持つ違う病名を疑い、治療を行います。これで治らなければまた、次を…というように患者に不要と思われてしまう検査や治療を繰り返し行うのです。

これは、医者が悪いのではありません。もともと、医者の知っている病気とその治療法が貴方に当てはまらないだけなのです。

患者の立場からすれば「おまえは医者なんだからちゃんと診断しろ!!」と思うかもしれませんが、残念ながら今の科学、医療は全ての病気を解明しているわけでは在りません。 寧ろ分からない病のほうが圧倒的に多いのです。 ですから、分かっている病を覚えているだけの医者にかかり治るわけがありません。

 

これでは基本的にいくら医者を変えても同じです。医者を渡り歩くドクターショッピングと呼ばれる行為を行う人々はまずこのことを理解する必要があります。

つづく…。

 

※ここで出てくる医者とは医師限定ではありません。西洋、東洋、手技などを問わず医に関わる全ての人達です。

松山鍼灸院 漢方鍼灸個別治療室 仁塾