「腰痛はストレスで起こる」これは結構前から言われていますね。 

全ての腰痛がそうではないでしょうが一部そうなのかな?と思えることも日々の臨床で感じます。

いわゆる東洋医学的に考えて「気の力」で治ったというものはこれにあたる気がします。

逆に西洋医学的にモノが壊れている場合は必ず治るのに時間がかかります。一時的に痛みが緩和してもぶり返す事が多い。壊れたものが治るまで絶対に時間が必要なためですね。

 

【1】侵害受容性疼痛(からだへの刺激によるもの、椎間関節のねんざや打撲など)

【2】神経障害性疼痛(神経の構造の一部に障害が発生し痛みを作り出すもの、椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症など)

【3】心因性腰痛(神経から伝わる痛みはほとんどないのにストレスや不安から痛みが増幅してしまう、非特異的腰痛を含む)

 

この3つに分けたもので考えたら【3】がストレスに分類されてる訳ですが、全てが混じって痛むことが多いので本人もなんで痛いのかよくわからないというのが多いです。

そこで今回出てきているセロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬(SNRI)です。

これは脳の中にあるセロトニンやノルアドレナリンを留めておくことで痛みを感じないようにする「下行性疼痛抑制系」というものをまともにしましょうというものです。 元々はうつ病などに使われる向精神薬。痛み止めとして使うにはちょっと抵抗があります。

それでも腰痛の原因が少しでも明かされこの先の治療に役立つのなら実験結果は知りたいですね(笑)

 

参考 http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20170310-00000015-sasahi-life&p=1