臭い人の数
「北イタリアの都市の成人人口における口臭の有病率推定と経口健康関連パラメータとの関連という論文」から~744人を対象にして53%に口臭が有るとのことです。 検査法は実際に人が口の臭いを嗅ぐというもの(笑)
口臭との関連性を強く示すものとしては歯周病の有無。 当然、歯周病があると口が臭います。 その他の要因は舌苔の有無。虫歯の有無。要するに口内の衛生環境が口臭に影響している可能性が高いということなので治療も予防も先ず歯磨きが第一です。
東洋医学では
臭いも重要な全身の診断ポイントです。当然、臭いが強いほどにある意味での重症ということになります。 たとえ東洋医学で考えたといえど、口内の不衛生が原因の臭いは歯磨きで取れていくので直ちに清掃するべきなのですが、それでも取れない場合、虫歯や歯周病がないにもかかわらず臭う場合などがあり、これは体調そのものが悪いと考えるしかありません。
口から便臭がする。ということも多くあります。
西洋医学では「胃より下の臭いが口に上がることなどは無い。」という説もありますが、現実に便臭が口からする場合は結構あり、これも治療により改善します。
気になる方の多い舌苔
臭いとの関連はあまりありません。ただ、「舌苔の多い人は口臭を発生しやすい体の状態」ということはあります。 舌苔は体調の現れで発生するものであり、どれだけ舌を擦ろうが、ただの見た目の一時的な変化にしかすぎず意味がありません。 多くの場合、舌苔そのものが強烈に臭っている訳ではないのでいくら掃除しても口臭は改善しません。 舌苔の起こる体を変えないと駄目です。
口臭に悩んでいる人はとにかく歯磨きが第一です。それで駄目なら東洋医学を試してみてはいかがでしょうか?