人工甘味料は血糖値に影響を与えない

米イリノイ大学の研究で人工甘味料は血糖値に影響を与えないとの結果論文が出てます。
発表されたのはアスパルテーム、サッカリン、ステビオール配糖体、スクラロースの4種。これらが血糖値に及ぼす影響について調べたものですが、被験者200人ほどの血糖には摂取してもなにも変化がなかったとのこと。

 
 
 
 
 
 
 
 

過去の論文とは真逆の結果

過去には人工甘味料はカロリーはないのに摂取すれば血糖が急上昇する。という発表がありました。 しかし、実はこれまでの研究は人工甘味料とともに他の栄養素も摂取していたということです。「血糖が上がったのは人工甘味料が血糖を上げていたのではない。他の栄養素だ!」 という結論が今回出たことになります。
 

ちょっとまってください(゜_゜)

人工甘味料の血糖値に対する影響を調べるのに人工甘味料のみの群を用意せずに研究し、論文として発表した過去のもののいい加減さにも呆れますが、今回の発表も少しおかしいです。
だって…現実に人工甘味料のみを食べる人などいない。
人工甘味料は必ずなにかの商品に入っているものであって単体で取る人なんていません。 つまり、現実的に人工甘味料そのものが血糖を上げるかどうかはどうでもよく、入っている商品を食べたときにどの様になるのかを考えている過去の論文のほうが生活に密着しているものでまだ我々にとって意味があります。
今回の研究は科学者にとっては意味があるものでも世間一般には完全に無意味であり、この発表で何らかの印象操作をうけた情報や商品が出回らないとも限りません。 消費者は気をつけないといけませんね…。
 

因みに人工甘味料の話が出てくると必ず安全性が話題となります。

サッカリン、スクラロース、アスパルテーム、アセスルファムカリウム、ネオテーム…
これらはすべて米日でともに認可されています。認可されているということは一応、国に「安全である」と認められたものです。が、国が認めたからといって絶対的な証拠にはなりません。 経済優先の資本主義社会にはいろいろと闇がありますから(笑) 安全性は「未知である」というのが現時点で正しいです。 なので、避けるか摂取するかどうかは本人の自由です。 摂取したくない人のために国は選択肢をちゃんと残しておいて貰いたいものです。
 
 

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