最近、座りすぎの害が騒がれているようですが、どうもNHKの『クローズアップ現代』が2015年11月11日に「座りすぎが病を生む!?」というものを放送していたようです。 今頃になってネットで再燃しているんでしょうか? 

実際、座りすぎの害と言うものは昔から言われていまして、東洋医学を少しでも勉強すると必ず五行の中でも五労というものにも出てきます。「久座は脾を傷る」「久座は肉を傷る」などというものですね。 それによって病になる一つのパターンが有ると言うことです。

じゃあ座らなければいいのか?と言えばそうでもなく、歩いていても、立っていても、寝ていても、視ていても、仕事していても…何でもかんでも全て「しすぎるとダメです」

「久行(きゅうこう)・久視(きゅうし)・久坐(きゅうざ)・久臥(きゅうが)・久立(きゅうりつ)」 これらが五労とよばれるもので東洋医学の聖典である『黄帝内経』の中の「素問 宣明五気篇」という物に書かれていて(東洋医学では)一般的なものです。

 「久視は血を傷る。久臥は気を傷る。久座は肉を傷る。久立は骨を傷る。久行は筋を傷る。」となっています。

これらの意味する所は現代人が言葉から連想するものとは少し違っていますが、それでも病気の原因になりますよ!と2000年以上も前の人が教えてくれているのは知っていて損はないものですね^^