今回は「間質」というものを新たに臓器として考えても良いんじゃないか?という話です。 発見というより定義が変わるかも?というものですね(笑)
ニューヨーク大学が科学誌『Scientific Reports』に掲載したとのこと。
間質とは
皮膚の下や筋肉、各臓器の周りなどに沿って存在する層のことです。 間質液という液体が含まれていてスポンジのようなものです。 これまでは間質に緩衝材以外の特別な意味や役割は無いとされていたようですが、今回の研究で体内のネットワークに関わったり、免疫に関わったりという可能性が出てきました。
鍼灸師からすれば皮下の間質は毎日のように触れている?ものです。
その場所で有意義な反応や結果が出ることもありますから、当然、単なる「膜」という以上の存在です。 西洋医学が今まで役割りのない単なる膜としか考えていなかったことに驚きですが、こういった研究が行われないと深く考えないのかもしれません。
今の段階では臓器としてもいいかも?的なニュアンスですから、今後どうなるのかが楽しみです。 しかし、恐らくちゃんとした役割があると思います。 間質に限らず、生物の体に無駄なものは何一つ無く、それぞれに意味がるはずで、意味があるということは役割があるということですから。