「CHRNA5」と呼ばれる遺伝子に変異を持つ人は統合失調症になりやすいと言われています。

これによって前頭葉の機能低下を起こすとされるのが「統合失調症」。

ニコチンはこの前頭葉の働きを高めている可能性があるようです。

統合失調症にしたマウスにニコチンを摂らせて前頭葉の働きを見ると、2日で活発になり7日で正常域になったとのこと。

「CHRNA5」に遺伝的変異を持つ人々は、よくタバコを吸う傾向にあり、統合失調症患者の80~90%が喫煙者で多くがヘビースモーカー。

これは、ニコチンを摂取して脳の活動を正常にしようとして無意識にタバコを吸っているのかもしれません。

同じ、前頭葉の機能低下として注意欠陥 多動性障害 双極性障害のようなものがありますが、これらの精神疾患とも関係があるとされニコチンをつかった薬が今後できる可能性があるようです。

 

今後はタバコを吸う人と吸わない人の垣根が脳科学で説明できるのかもしれませんね。楽しみです。

けど、タバコはニコチンだけ入ってるのではありませんし、少なくとも健康への害が大きいというのが定説。本人以外の吸わない人からするとタダの毒煙です。体にいいものと勘違いしないでくださいね(笑)