「アスファルトは二次有機エアロゾルの発生源である」との研究結果がでてきました。https://news.yahoo.co.jp/articles/fd28a221f8d6f8cbf2177fc972a2b18f71aceee0?page=1
これは…意外。
実験では60度ほどまでアスファルトを加熱しており、温度が上がるほどに半揮発性有機化合物が発生してしまうようです。
半揮発性有機化合物とは沸点が 250℃を越えるもの。これらはすべてが気体状態で存在することができずに一部が液体となります。 沸点250度に満たないものは揮発性有機化合物。これらが酸化されて結果的に二酸化炭素、オゾン、各種エアロゾルなどの発生に関わり、大気汚染を起こしてスモッグを発生させたりするようです。
夏場のアスファルトはその上を走っている車よりも大気汚染の原因になっているということですから、環境問題にとってすごく困った問題では…?
今敷いてあるアスファルトを全て汚染物質を出さない素材に取り替えるとなると途方も無い労力が必要になるでしょう。長期展望ならばともかく、差し当たってはあまり現実的なものとは思えません。揮発防止作用や中和作用を持つものをアスファルト上に塗って回るとか大気に拡散したものを吸着したりとかを考えるほうが現実的なのかも?
なんにしてもまだまだ暑い日が続くでしょうから、道を歩いていてもアスファルトを見る目が少し変わりそうですね。