疑似医学と鍼灸
疑似医学(科学)と鍼灸の相性はバッチリです。 なんと言っても東洋医学や鍼灸につきまとうイメージは不思議。怪しい。非科学的。けどなんとなく効きそう。 が大半でしょうから(笑)
しかし、鍼灸を本職としている者から言わせていただくと、鍼灸、漢方と疑似医学を一緒にしないで貰いたい!! です。
また、鍼灸の資格免許を使って、それ以外の治療法を某標しないで欲しい!とも思います。
会社経営は自由競争ですし、上のようなことを法律などで縛られるのはまっぴら御免ですが、近年、あまりに酷いと言わざるを得ません。
鍼灸、漢方は伝統医学の一つであって、効果を過去の人達が実証してきた医学です。 最先端医学、科学の重箱の隅をつついたような理論でポッと出てきた怪しい治療法や真偽の怪しい民間療法の類ではありません。
実際の臨床では治療に使えるものは何でも使えば良いと思いますが、鍼灸師ならば鍼灸をメインに据え、その他をサブとして治療に当たるべきでしょう。 しかし、現実には逆転してしまっていることが多くあります。 それもサブに置いているのが擬似医学の類だと目も当てられません。
鍼灸院なのに収入のメインは怪しい健康食品やグッズなどの物販とか…。
当然、鍼灸の効果はあまり出ないでしょう。 これもまた、鍼灸治療の誤解を大きくする一因なのだと思っています。
続く…。