健康であるということ
寿命のある生物において最大の資産は時間です。その時間を最大限に使うことができるための絶対条件が健康の維持です。
健康を害すと時間だけでなく、お金、体力、機会、希望…。あらゆるものを失います。
その大切さは健康なときには気づかないものでもありますが、健康を失った人が皆一様に後悔しているものです。
現代日本では生活環境が良くなり、寿命が大幅に伸びています。 これは病に罹りにくい衛生的な環境と高度な医療がもたらしたものですが、病気の全てを解決したわけではありません。命あるものは等しく、必ず病みます。これに対して医学の考え方は2つあります。
西洋医学は基本的に【病を征服し抹殺する医療】です。
病気の原因を突き止め、それがなくなれば病も起こらない。原因さえ完璧に取れれば健康だ。太く長い人生があるはず。そう有りたい。
という考えのもとに発展しています。原因らしきものを発見すると小さなものでも徹底的に叩きます。
対して東洋医学は【病を飼いならし管理する医療】であると言えます。
病は治さないといけない。しかし、命あるものは必ず老いて病む。これは仕方のないことだ。少しくらい病んでいても生活に問題がなく満足に生きていけるなら躍起になって原因を撲滅するのは投資効率が悪く馬鹿げている。 それよりも今の病が大病にならないように体質や体調を管理して少しでも良い状態を細く長く維持するべきだ。
という考えです。
正解はありません。 どちらも健康であることを望み、実践しています。 貴方にとって現実に健康状態を長く維持し、時間を有効に使うことができる可能性が高いのは果たしてどちらでしょうか?