Apitheraoy(アピセラピー)って聞いたことありますか? 私は今回はじめて知りました。

これは蜜蜂にチクッと刺してもらって病気を治したり健康維持しようというれっきとした治療法で、何千年も前からフランスを始めとするヨーロッパ圏では行われていたそうです。

効果の根拠は蜂毒の作用。蜂の毒の成分はメリチン ホスホルバーゼA2 ヒアルロニターゼ アパミ MCDペプチド ヒスタミンマグネシウム ナトリウム カルシウム・各種ビタミン・蛋白質・酵素・蟻酸など。

特にメリチンは抗菌剤として働きます。 細菌を破壊する抗菌性ペプチドで合成ステロイドの100倍の力を持つと言われます。

ミツバチに刺されることによって様々な効果があると言われ、肩こり腰痛からイボ。高血圧、リウマチ、多発性硬化症、HIVの治療。抗がん作用などなどがあるとの記載が見られます。

体質により多少アレルギー反応や腫れ、痒み、発熱などの副作用を心配しなければいけませんが、アナフィラキシーさえ起こさなければ命の危機はありません。 薬と毒は基本的に同じもの。副作用のない効果ある薬なんてありません。 この蜂針治療、ナチュラリストの方には興味津々な治療法ではないでしょうか?

 

治療の方法として、ミツバチさんに直接刺してもらう方法と蜂の針だけを予め取り出して人間の手で指す場合があるようです。 ミツバチの毒液は一刺し0.1mgとなっていますから、方法を工夫すればある程度、投薬量が調節できますね。 当然、針を刺しっぱなしにしておくと毒袋からどんどん体にお薬が注入されていくので刺す時間でも調節が必要です。 ついでに人が行う場合はツボを狙って刺すとのことなので経穴の効果も期待できそうな感じです。

どちらの場合も針は蜂の体から抜けてしまうのでミツバチさんは死んでしまいます。 そう考えると少し可哀想な気もします。しかし、これは鍼灸師としてかなり気になる情報です。 蜜蜂を捕まえてきて先ずは自分に試してみるのも面白いかも?と思っています。

蜂が作る様々な物質には人間に対して良い効果をもたらすと言われている物が多いです。蜂蜜でアトピーを治すなどの話を始めとして、花粉、蜂の子、蜜蝋、プロポリス、ローヤルゼリー。そして今回の蜂毒。 蜂は昔から人間と共に暮らしてきたので役に立つ経験と研究が沢山有るのでしょう。 同じ身の回りの毒虫でもあまり人の役に立たないムカデや毛虫などとは扱いがまるで違いますね(笑)

 

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