日本女性は卵を食べすぎると不健康になる。
NIPPON DATA90でのコホート研究によると日本人女性は卵を食べすぎると癌になる率が上がるとの結果が出たようです。 毎日1個以上食べると、健康リスクが上がり、週に1~2個食べる人は逆に健康リスクが有意に下がっています。 何故か女性だけ…。
因みに卵といえばコレステロールが気になるという方も居られるはず。 卵の摂取量と血清総コレステロール(aTCH)との関連はなく、血管疾患死亡との関連も無いとの結果です。 これまでのコレステロール説とは別の何かで卵の食べ過ぎは体に良くないということになります。
カルシウム、ビタミンDは骨折予防に効果がない。
33件の無作為化試験(計5万1,145例)が、基準を満たし組み入れられた。プラセボ群と無治療群での差はなくカルシウムやビタミンDに効果はみられないとのこと。
これは個人的には納得です。 NHKでも骨を強くするのは歩くこと。と紹介されているくらいですから。 結局、骨の健康を護るには栄養補給よりも重力、振動といった刺激を与えることのほうが重要なようです。
平熱が高いと早く死ぬ?
これは意外です。 平熱が高いほうが免疫系が活性化されて健康になり逆に死亡リスクが下がりそうなものですが…。米国・ブリガム・アンド・ウィメンズ病院のZiad Obermeyer氏らによる、長期的なビッグデータを用いた検討で明らかとなったようです。
がんは体温が高いほどリスク。
甲状腺機能低下症は体温が低いほどリスク。
BMIの1単位の増加は体温が高いことと関連。
体温の0.149度上昇ごとに、1年死亡リスクが8.4%増加した。
という結果になっていますが、どうなのでしょう? 体温が高いからこれらの病態になるのか? これらの病態を持っているから体温が変化しているのではないか? ここのところの説明はないのですからなんとも歯切れがわるいです。 ただ、体温の変化は単純なものではなく様々な因子による多様性、系統性があるのだろうと締めくくられています。
要するによくわからないってことですねw