アフタヌーンディップ
午後二時あたりにくる眠気のことです。 お腹が一杯になると眠くなるものとは別でヒト固有の生理機能だそうです。
筑波大学国際統合睡眠医科機構が、「80種類の脳内タンパク質の働きが活発化すると眠くなり、眠りにつくと働きが収まる」とネイチャーに発表しました。 この場合はマウス実験によるものですがどうやらヒトにも同じような仕組みがあるようで、アフタヌーンディップ発生時にはこれらのタンパク質が関与していそうです。本当は日に二度。夜中の2時にも起こるそうですが、普通の人は寝ているか寝始める時間なのであまり関係が無いですね。
さて、難しいことはともかくとして、このアフタヌーンディップは無視することもできますが、誘われるままに眠るととても気持ちがいいものです。 午後からの仕事や勉強を行うにも集中力がでて良いことばかりなのですが、如何せん昼休みが終わった後というのが頂けません。 人の労働環境も生理的リズムに合わせて設定してくれれば労働による疲労やストレスが随分と緩和すると思いますが、普通は許してもらえません。
例外的なのが病院、定時で開店している鍼灸院や整骨院の昼休み。 12時から15時まで休んでいるなんてところが結構あります。 患者が昼休み寸前に入ってきたりすると時間どおり休みに入れない事があるために長めにとってあるのだとも言います。 昼休みといっても完全に休んでいるわけでもなく、事務仕事や雑務があるということも。昼休みが長いからと言っても昼寝ができるとは限らないようです。 なんにしても1日8時間労働を基本とするなら昼休みが長いということは退社時間が遅いということ。良いか悪いかは好みにもよるでしょうが仕事柄、他の職種の方が仕事を終えた夕方以降も来客が有るので仕方ないですね。
因みにウチは完全予約制なので昼休みは有ったり無かったり。サラリーマンではないので一日の労働時間はいい加減なものです。 もちろんお昼寝ができることもありますが逆にお昼寝ができないどころか、昼休みもろくになく終了時刻がかなり遅くなることもあります。
体にとって何が良いかは分かりませんが自営業はある意味ではストレスが少なく健康長寿に優位なのかもしれません。この記事を書いている日時は日曜日の13時ごろ。 今日はお昼寝が可能な予定です(笑)