過剰医療の傾向が強い日本、世界のタミフルの8割を使用

過剰医療。過ぎたるは及ばざるが如しの代表的なもので、国民皆保険制度における負の側面の一つでしょう。インフルエンザに限らず過度な医療を受けることによって患者は安心を買い、病院は検査や薬で儲け、医療機器メーカーや製薬会社なども病院が商品を使うほどに潤います。 この医療で動くお金は日本経済の一役も担っているほど大きく、正に国以外は丸儲け? ウハウハな仕組みです。

そして、我々日本国民は病院を使おうが使わまいが、どうせ健康保険料を税金と同じように支払わなければいけないので保険料を収めた以上は、できるだけ医療を使わなければ損であるという思考になることにも納得がいきます。 

このような現状では、紹介記事にもあるような過剰医療により受ける害も多くありますが、その事を知る人は少なく、知っていてもいろいろと事情が有るので大きな声を上げることはしません。 最終的に医療費が増大し国が悲鳴を上げ、何らかの対策をとるまで野放し状態が続くのでしょう。

医療は体にいいもの。良いことなはず。

そのように無条件に思っている人が多いというのも問題です。 現在の医療では病気に対して特効があるという治療法が存在しているものは少なく、あっても感染症のごく一部に対してのみというのが殆どです。 同じ感染症でもインフルエンザや多くの風邪のようにウイルスによるもの。ストレスや生活習慣からおこる慢性病などに特効的な治療は存在しません。そのため、殆どが症状を抑えることを治療と銘打って行っています。 いくら症状を抑えてもそのことで直接、病気が治る訳ではないことは皆さまもご存知の通りです。

治ろうが治らまいが、医療を行うということは金銭以外にも代償を払っていることをご存知でしょうか? それはあなたの健康リスク。 生命力そのものを気づかないうちに代価として支払っています。 支払先は場合によってはデータという形で関わった病院や企業が受け取ることもありますが、殆どは医師の経験。若しくは誰も受け取らずに無駄に消費されます。

どんな病も医療で強引に治しているのではなく、薬や治療によって本来持っている治る力を適切に引き出し、導くことで効果を上げます。 その際には生きている体にある生命力を使わないと何を行っても作用させることはできません。 逆に言えば医療を行うということは確実に生命力を消費するということです。 生命力は尽きれば死ですから、長い目で見れば医療を過度に行うことは自分自身で寿命を縮めているに等しい行為です。

これは洋の東西を問いません。 しかし、病気をタダの悪役として考えて攻撃することに重きを置く西洋医学では大いに欠落している部分でもあります。

ほとんどの人は多くの生命力を失って始めて気づき後悔します。 若いうちは少々失ってもみるみる回復しますが、年老いてくるとそうはいきません。 先ずは自己管理によって病にならぬこと。 なってしまったら適切に処置すること。 容易に回復しない場合は闇雲に医療にかからないこと。 この辺りを守ればピンピンコロリと生涯を全うできると考えます。

知らない間に医療によって消費され取り返しのつかなくなってしまう生命力。 金銭には代えられない貴方だけの財産です。 多くの人にとって最も大切なもののはずです。

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