「症状をとる」これは治療家としても患者としてもほとんどのケースで第一目標となります。
鍼灸は多くの不快症状に対して即効性のある治療法です。痛み、痺れ、コリの改善はもとより、内臓機能や精神的なもの。アレルギー、健康維持や体調管理などに対しても有用で単なる不快症状をとる以上の効果を出すことも可能な手法です。
これは、病そのものにアプローチしながら、病を起こしている仕組みを正常化する治療を行うため、どのような病に対しても一定の効果を示し、非常に適応範囲が広く発展性がある手法となっているためですが決して魔法ではありません。 当然、簡単に治るものも有れば治らないものもあります。
ただ施術すれば効くというものでもありません。 知識と、技術と、試行錯誤と患者自身の努力。一定の時間の経過が必要となることもあります。これらが相まって確かな効果が現れるのです。
病んだことも治ることにも一定の理由が存在します。その理由は現代西洋科学は解明されていないものもありますが、漢方には漢方の科学がありその中で完結しています。西洋医学的な治療で上手くいかない方は一度は試してみる価値があると思っております。