このブログの症例報告では私がこれまでに診てきた患者さんの症例について色々と書き連ねて行きたいと思います。
もちろん、本人の特定は出来ないような内容でお送りしますので抽象的になる部分もあると思いますが、同じような症状にお悩みの方の一助になれば嬉しく思います。
70代女性、数週間前に左足が引きつりその後に坐骨神経痛様の痛みが出て寝返りもうてないとのこと。病院での診断名は坐骨神経痛。処方された痛み止めは効かず。 当然、私も坐骨神経痛だと当たりをつけて治療開始です。
結果、一度で痛みは無くなり、左足の甲にしびれのような違和感が残るだけとなりました。2回めの治療でその違和感も消え、次からは逆の足の膝痛の原因と思われるO脚の治療にシフトです。
さて、つい最近こんな記事を書いてることもあり思いました。
これ、いわゆる坐骨神経痛じゃないよね…。
患者さんにしてみれば治れば病名なんてどうでもいいですが治療者にとっては気になります。(正確には坐骨神経痛と言うのは病名でなく症状名ともいわれますから間違ってもいないのですが恐らく医師は病名として使ってる…)
今回の疾患は「坐骨神経痛のような痛み」であって一般的に言われる坐骨神経痛ではなかった可能性が高いです。経験上、坐骨神経痛は根っこにある原因が取りにくく治りにくいのです。
この記事で伝えたいのは「一度で治った」ということではなく、症状が似てても医師の診断どおりの病とは限らないということです。 医師は神ではなく人間ですから誤診もあります。 診断する人、治療する人、治療の方法などを変えてみれば治る可能性も出てきます。 諦めないで色々調べてみてくださいね^^