ロイターの過去記事からこんな話題がニュースに出てますね(笑)

 

難しい手術、ガンに対しての手術による5年生存率は世界一高い。 

それでも

日本の医療への満足度はたったの15%で調査した22カ国中最下位。 トップはスウェーデンの75%

日本は世界一、医療不信を起こしている国だそうです(笑)

 

これは医療がただ病を治せばいいというものではない事が原因かもしれませんね。 がんに限らず、病は寛解したが治っていない(完治はできない。または完治を証明できない)ものが多いのに、さも完全にコントロールし治るような広告や説明。

現代の医療体制では仕方のない、患者に対し少なすぎる診察時間や説明。過剰な検査。 インフォームド・コンセントを叫ばれて久しいのに行っているのは多くの場合、形だけでエレベーター式に決まった治療に進む。

5年生存率がどれだけ高くてもどのような状態で生きてるかは関係がありません。たとえ寝たきりでも生きてればカウントです。こんな結果をどれだけの人が望みますか?みんな治療を受ければ元気になると信じて決断するのです。しかし現実は全く違うことも多い。医療者はそれを解っていて統計による確率論に賭けて治療を行う。

「ほっといてもどうせ治らないのだからやるしかない。」これが治療を受ける側、行う側の共通認識でしょう。しかし、最近は様々な理由でこれを否定する人も増えてきています。

ただ治すだけ。これでは人の心を置き去りにした医療ということにならないでしょうか?

 

 

薬は世界と比べ圧倒的に使いすぎ。

日本で使用される薬は種類、量ともに圧倒的に多い。

薬害(副作用)を薬で抑えるということを行っているためにおこるもので、医者自身の儲けと過剰防衛でもあります。(副作用発生を恐れ、患者のニーズに答えてる)

特に高齢者の患者は薬好きな人が多く、病院に行くのは病を治すためでなく点滴、注射をしてもらったり薬をもらうためという本末転倒な人もいます。そういう人は薬がたくさん出ると満足して帰ります。日本の医療は殆どが保険で賄われるので薬をガンガン出せば患者も病院も得をしてホクホクなのです。逆に出さないとどちらにとってもマイナスです。

患者が1割負担なら支払ったお金の9倍が国から出てるので、見た目上、低価格で薬をばら撒けるシステムの日本は薬を大量に使って当たり前です。

しかし、最近はメディアが薬害についてや医療体制の不備をつっつくので患者が医療を信用しなくなってきています。

しかし、これらの内容にはタダの医療批判。クスリを悪者にしている記事も散見されます。

医療もクスリもタダの道具、手段です。それ自体に良いも悪いもありません。問題はその使い方です。

強い(弱い)薬が良い。副作用の少ないものが良い。なんてのは盲信です。 病に合わせ、必要なクスリを必要なだけ使えば非常に有用です。

その判断は多くの場合、知識がいりますので医師、薬剤師の指導には耳を傾けるべきですが、医療やも万能ではありません。なので指導に納得がいかない場合は従うも従わないも自己責任です。

 

病や薬害のどちらかで後の人生に悔いを残すか、クスリをうまく使って後の健康を維持するか。

クスリを使っても病が治るとは限らない。その場合、飲み続けるのか?止めるのか?

 

現代の医療では治せない物が数多くある以上、最後は医師の意見を聞きながら自己決定していくしかありません。

しかし、殆どの人はそんな決定を簡単にできないはずです。

結局のところ、お金や名声目当てでない、患者のことを本当に考えてくれる信頼できる医者を見つけることが治療結果に関わらず最もその人の人生にプラスになると思いませんか? そうすれば医療不信は減っていくと思います^^

 

参考記事 http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20170314-00051200-gendaibiz-bus_all&p=1

     https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20170316-00121429-diamond-soci