ネットでツボ(経穴)を調べると「合谷は頭痛に効く」「肩井は肩こりに効く」というような話が沢山出てくるので、ツボはまるで症状を止めるスイッチのようなものだと思われてしまいそうですが、実際にはそればかりではありません。
頭痛とか肩こりという「症状」はあくまでも何かの病気の時に出て来る一つの現れ方であって、西洋の薬のようにそれ自体を狙って治している訳ではないからです。
ツボは症状を起こしている「原因」を狙っている場合も多々あります。
鍼灸などのツボ治療で劇的に治った時などは大体、治るタイミングで原因にヒットした時ですね。
つぼ(経穴)は体中にあります。そのツボの効果の出し方を大別すると…「穴性」と「経絡としての穴」に別れるでしょうか。
ツボの効果は「穴性」と言われ主に中国の鍼灸はこの穴性を主に使って治療しています。
日本では「経絡」と呼ばれる体の仮想ラインをつかって治すことが多いです。
このブログのツボの紹介はあまり「経絡」に触れていないですよね。なのでどちらかと言うと「穴性」のお話によっています。私も別に使わないわけでは無いですがあんまりピンと来ないんですよね…。鍼灸師なのに(笑)
まぁ、治ればどんな理論を使っていようと構わないのです。医療は結果が全てですからね^^;