膵臓がんの検査キットを国立がん研究センターが開発しているようです。
少量の血液を使って「ApoA2アイソフォーム」という蛋白質の濃度を調べることで膵炎から癌などの膵臓疾患のスクリーニングをするというもの。
膵臓は病気になっても早期では自覚症状が殆ど無い臓器で、強い症状が出たときには手遅れという事が多いです。 早期発見すれば手術で治療することも可能なので早めになんとかしたいところですが、ある場所が胃の後ろという画像検査で見づらい場所にあるためになかなか分からないと言われます。 この検査キットのような簡易的な方法で見つかるのならとても助かりますね^^
因みに私が初めて診た重病患者さんは膵臓がんの末期の方でした。もう随分前の話なので既に亡くなっていますが、かけがいのない経験をさせて頂きその後の治療に役立てています。 そんなこともあり、膵臓がんは私にとって特別な病気の一つになっています。