時間を味方につけるというと投資での複利の話が一般に出てきますが、今回は医療のお話です。

病というものは多くの場合、その人の生きてきた時間の結果です。

少しの不摂生が積み重なり、それが時間をかけてマイナスの複利効果を生み、大きな負債を抱えて災い(病)となる。その原因は飲酒、喫煙、睡眠不足、運動不足、暴飲暴食などさまざまです。

逆に体に良い習慣を続けていればプラスの複利効果により、若さや健康を貯蓄し、たまにしてしまう少しの不摂生ではびくともしない体になっていきます。 長い人生、嫌でも大きな出費が必要になるときが来ます。事故をしたり、家や車、保険を買ったり起業したり…。その時にある程度の蓄えがないと心身ともに追い詰められてしまいます。 健康の貯蓄も同じようにある程度蓄えていないと体にムリをさせた時に一気に病や老いへと転がります。

この話、恐らくは皆さんも知っていると思います。しかし、普段から意識している人はいないのではないでしょうか? 当たり前ですが、時間は有限で平等です。 若さや健康を維持し、生きてる内に病を治そうと言うならばその時間を複利で利用しないと治らないものが多くあります。

時間を味方につけることは短期では大した成果をあげないかもしれないですが、長期で考えると効果は絶大です。 多くの代替医療にある思想や方法は日常的、定期的に繰り返すことでその複利効果を得ることができます。これが未病治の賜物と言うやつですね。

太く短く生きるもよし、細く長く生きるもよしですが、時間の使い方によっては「太く長く生きる」ことや「細く短く生きる」ことにも繋がります。 結果は人生の終末になった時にしか解りません。限りある時間はうまく使いましょうね^^