最近、こういった売り文句がやたらと目につきます。コレって私の職業病でしょうか?

内容を見てみると大抵は物販です。商材はセミナーやメソッドのDVDだったり健康食品だったりと様々ですが、とにかく患者さんに商品を買わせることが目的です。

その手法の多くは西洋医学のデータを出してその矛盾点や不備を批判、その後商品のメリットをアピールして購買意欲を沸かせ、どこの誰ともわからない教授や医師のコメントで自身の信用を高めてから最後に定価より割り引いてトドメ! 

このパターンですね(笑)

こういったのは別に嫌いではないですよ。私は見ていて楽しい?ですし、是非や正誤はともかく色々な考え方を学べます。

しかし、自分に健康の悩みがあっても購入しようとは思いませんね…。 なんだか相手の思惑に乗るようで嫌です。

相手は基本的に売り逃げなので結果に責任は持たないし、販売する人の顔も見れない。つまり信用性に欠けます。

そもそも、血圧や血糖、痛みなどはいろいろな条件のもと、その場よって変化しますので、この商材で効果があったのか簡単に判断できません。こういった商材に手を出した人が毎日継続的に測定するとも思えないです。つまり、はっきりとした結果が出ないところがミソなのかもしれませんね。偶然でも購入者の3分の1とかの体感や数値が下がっていたら商材の効果だったと謳うのでしょう。そして購入者も商材のおかげと思い込む(笑)

 

基本的に慢性病の多くは生活習慣に大きな影響を受けています。だから慢性化していて治りにくいのです。数日間節制して数値が下がったからと言ってそのまま治るはずもありません。継続が必要で継続してもいつ治るかなんて誰にも分かりません。 体には死なないようにする為に体内をある範囲で一定に保つ力「ホメオスタシス」があります。普通は病を起こしている人は病体という環境でホメオスタシスが働いているのです。 すると、楽に、簡単に、短時間で…なんて都合のいい治療法で治ると思うほうがどうかしてます。実際にそんな方法が見つかれば世界的大ニュースです(笑)