免疫

Wikipediaによると…
免疫(めんえき、immunity)というのは実体的な言葉で、感染、病気、あるいは望まれない侵入生物を回避するために十分な生物的防御力を持っている状態を指す。

免疫とは防御力を持つ状態なのですね。

免疫力

免疫は自然的に、または人為的に獲得するもので、細胞性免疫、液性免疫などいくつかの分類があり、それらいくつものシステムがネットワークを持って働いています。 その調節はホルモンや自律神経の影響も受けるとも言います。
免疫力はあえて言えばその総合力という意味となるはずです。 しかし、この免疫や免疫力は測定できるものではなく、数値化できるものでもありません。
そうすると、何を根拠に免疫(力)が上がった、下がったと言っているのかはわかりません(笑)
現代医学は科学的根拠(エビデンス)が無いと、どうにも認められないので根拠のない力の強さなどを現すことはできないはずです。

根拠不明の「免疫力」 しかし、市民権は得ている。

一般人から立派なドクターまで気軽に使っている言葉 「免疫力」
とっても便利です。
体を温めれば上がる。 冷やせば下がる。
栄養をつければ上がる。 損なえば下がる。
○○を食べれば上がる。 △△を食べると下がる。
運動すれば上がる。  寝れば上がる。
などなど…
もちろん我らが鍼灸治療でもガンガン使っています(笑)

根拠は無くても感覚的にバッチリ納得してしまいます。

だから危険な免疫力

「免疫力」は根拠がなく、証明も反証もできません。しかし、どのようなものに対してもそれっぽい(科学っぽい)効果の説明を行いやすい言葉です。 医学を専門で勉強した人ですら、なんとなしに使っているのですから、この言葉を疑う人はいないでしょう。
それを似非医学、トンデモ治療法などが使っている場合、これもまた、否定のしようがありません。
免疫力を高めるとして赤ちゃんの首を強く捻り死亡させてしまった事件がありましたが、施術者本人も治療をお願いした親もきっと免疫力が高まると信じて行っていたのでしょう。
免疫力は理解不能ですが、「免疫」は一応誰でも理解できます。もし、やたらと免疫力を語る人が現れたら、少し冷静になって「免疫」を思い出し、本当に効果があるのかをよーく考えたほうが良いかも知れませんね^^

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