健康の価値は失った時にはじめて解ると言われます。 もし今、何らかの大きな病気や怪我を患っている方がこのブログを見つけたら実感されていることでしょう。

今は医療が発達し、よほどのものでないと高確率で命は助かる時代になりました。 昔は、健康を失うことは命に直結していましたから軽い体調不良にも目くじらを立てたものです。

 

現代人が健康を害して失うもの。 時間 お金 信用 立場 自由 仕事 権利…。 自分だけでなく周りの人からも様々なものが失われます。社会が複雑化して失うものは昔より増えたかもしれません。

この意味が本当に分かる人はきっと大病をしたか、周りにそういった人がいる方だけでしょう。 普通はなんとなくぼんやりとしか解っていないものです。 そして、周りに煽られるままに適当に生活をし、ゆるゆると健康を害すのです。

 

健康の維持には手間も時間もかかります。しかもその効果はほとんどの場合、目に見えない。

しかし、全ての生き物は寿命とは別の健康な時間を削りながら生きているのです。

寿命が尽きるまで健康を維持することはとても難しい。しかし、それは全ての人の願いでもあるはずです。 叶わない願いかもしれませんが努力せずにはいられない。

「ピンピンコロリ」なんてのが流行るのは少しでも長く、自由で楽しい時間が自分の寿命の中にあることを望むからです。

 

その望み、殆どの人は叶わないのが現実です。

例え医者でも、その家族でも叶いません。

 

人なんてのは刹那的なものです。 痛みがあればそれを取り、病があればそれを癒やす。その原因やその後の体調などは気づかないか気づいても無視することが殆どです。

その場限りの処置を繰り返し、結果的に健康でいられる時間を大きく削ってしまいます。

もう、やり直しは効きません。失った健康はこれまでの時間の積み重ねが起こした結果ですから。 この先、如何に回復し健康を取り戻すかを考える以外に無いのです。 これにはとても大きな労力がかかります。

 

健康を無くすということは、自他の多くのものを犠牲にしたうえ、大きな代償を払って取り戻す努力を強いられます。

 

 

自分の健康は自分以外に守る人はいません。 貴方にとって自分の健康の価値はどのくらいありますか?