医療も医者も病気を治せない! これはれっきとした事実です。
試しに病院に行って頭が痛いとでも言ってみましょう。きっと頭痛薬を貰えます。 それを飲んだら痛みが止まったとしましょう。 さて、これは医者(薬)が頭痛を治したと言えるでしょうか?
表面的には医者の働きによって頭痛が治ったように見えます。
では、この頭痛がもし一時的なもので放っといても治ったとしたらどうでしょう? この場合は医者が何もしていないのに病は治ってしまいました。 これは自然治癒というものです。
 
医者がいてもいなくても病が同じように治るのだとしたら、医者のやっていることに意味はあるのでしょうか?
実はここに医者は病気を治せないという理由があります。
 
皆さんはどんな病も必ず治る方法をご存知でしょうか?
それは生命活動を停止させることです。 つまり、死んでしまえば病は病ではなくなり治ったと言えるのです。 病とは生きている生物にしか起こり得ない状態であり、その本体はあらゆる生命活動の中にあります。
生きている生命の生命活動。これは(正常)生理学と呼ばれ医学の一部門として研究されています。
生理活動が正常でない場合が病気です。その病気中の生理を調べる学問を「病理学」といい、生理活動の異常を正す行為を治療と言います。
医者がどんな方法を使ってもこの生理、病理を完全に支配、コントロールすることはできません。 生きている生命体の中で目に見えない働きが何百、何千通り…きっとそれ以上もの仕組みや化学反応が体内で同時に行われているのです。 医科学の進歩により、もし全てを解明しコントロール出来たとしてもそれはきっと我々は生きていない時代になるでしょう。
生命活動の乱れをコントロール出来ない以上、医療ができることは解明されている生理、病理の一部に手を下すことです。これが今の医者と医療が主に行っていることです。多くは対処療法と呼ばれるもので、上記の頭痛薬で頭痛が止まったという類のものです。
これは、痛みを感じているルートの一部を遮断し「痛みを感じない」状態にしているだけなので、病気はそのままです。
結果的に頭痛という症状は取れましたが、頭痛を起こしている病気は治っていません。その場合はいずれ頭痛の症状は再発します。
対処療法で治す病とその治療は「症状を抑えていれば病気はそのうち自然に治るよね」と言っているのです。
医者は全く病気を治してはいませんね…。
 
つづく…
 
※ここで出てくる医者とは医師限定ではありません。西洋、東洋、手技などを問わず医に関わる全ての人達です。