貴方の医者には貴方の病を治せる知識や技量があるか?
当然ですが、患者さんの側からすれば一番に考えることでしょう。こう考えないとドクターショッピングなんてしませんから。 より良い医者を血眼になって探す人は多いです。 しかし、こんなものはこれまでに書いた健康になるためのHOW TO ①~⑦の内容に比べれば本当に優先度の低いことです。
まず保険医の場合、何度も書いているようにどこにかかっても基本的に同じです。また、実費治療の場合でも自分の専門の治療法を知らない、実用レベルで使えないなんてのは論外なのでここでは外します。(現実には意外と存在してますが(笑))普通の医者にかかる場合、その知識や技量は当然、多いに越したことはありません。しかし、その上であえて言います。貴方の病を治すのに医者の技量より大事なことは山ほどあります!
◯治す技量と知識があっても患者との信頼関係がないと治るまでの治療を行うことができません。
◯医者に治す気が無いと何時までも治らないか、非常に効率の悪い治り方となります。これは普通、自然治癒といいます(笑)
加えて…
◯医者なら今の時代、治療のための知識なんてやる気のみでいくらでも手に入ります。
◯技量とはある意味、経験です。臨床経験が多いほうが当然、技量は高いです。しかし、そのような医者は基本的に老医であり、医療を行うに不安を覚えます。 若くして名医と呼ばれるようになってしまった人は名誉欲や金儲けに取り憑かれたり、慢心、怠慢に陥りやすいため別の大きな問題を抱えます。 これは結局、医者の人間性に関わると言うことです。
患者にとって本当に大切な判断基準は医者の技量や知識ではなく医者のやる気と信頼できる人間性です。
このような医者を運良く見つけたとして、それでもあなたは医者に騙されるかもしれません。 治らないことだってあるでしょう。
しかし、医療や病気とは元来そういうものです。この話はまた別の機会に…。
つづく…
※ここで出てくる医者とは医師限定ではありません。西洋、東洋、手技などを問わず医に関わる全ての人達です。