「シャンプーで抜け毛が促進するのか?!」について考えてみましょう。
まず、抜け毛の原因には大きく分けて4つの説があります。
血流不足
毛根への血流不足
頭皮緊張
主に頭蓋骨の成長で頭皮が突っ張ってしまうとされています。
頭皮環境
頭皮、毛根が健全でいられるための環境です。皮脂が多く出たり何らかの物質が毛穴に残ると細胞傷害やアレルギーなどで炎症を起こして毛が抜けると言われます。
ホルモン
男性ホルモンが脱毛を促進すると言われます。また、頭皮の状態にも影響します。
解決策?
血流を促す。
毛根は比較的、浅い場所にあるので頭皮から刺激を与えて血流を促すことが可能です。洗髪時のマッサージや血行を良くする薬用成分などが役立つでしょう。
頭皮を柔らかく。
頭蓋骨が大きくなってきたものに対して骨を小さくするなどの効果は絶対に期待できませんが、頭蓋骨と頭皮との間を柔軟にすることによってある程度の血流を確保する事ができます。 皆さんも皮膚の硬さに個人差があるのは体験的にご存知でしょう。柔らかい皮膚はみずみずしく健康的なものです。当然、その場合は血行もよく髪の発育にも良い環境と言えます。
ホルモンバランスを整える。
ホルモンバランスは毛の生え変わりや成長速度の他、頭皮の環境や血流に対しても大きな影響を与えます。年齢や生活習慣、薬害や病気など様々な要因を受けます。
頭皮環境を整える。
ホルモンバランスが正常になれば頭皮の環境を良くする下地が出来上がります。いきなり頭皮環境をどうにかしようとしてもなかなか上手く生きません。なぜなら、脱毛の原因の一つとなる皮脂はホルモンバランスに強い影響を受けるからです。いくら表面を洗浄し清潔にしても下から湧き出てきていては効果は半減です。
シャンプーが抜け毛の原因を作っていることがある。
皆さんもシャンプーそのものが頭皮や髪に悪いという話は聞いたことがあると思います。
その悪いと言われるシャンプーの成分をご存知でしょうか?
ラウリル硫酸Na
ラウレス硫酸Na
ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩
ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸アンモニウム
ジステアリン酸エチレングリコール
これらは皆、合成界面活性剤といわれるものです。 シャンプーの8割がたはこの合成界面活性剤と水でできています。その他の2割ほどの成分が薬用成分であったり、香料や着色料だったりします。
界面活性剤とは本来混ざることのない水と油が混ざるようにするためのもので、水と油の間にできる界面を活性して混合液にします。これはいわゆる汚れを落とすための「洗剤」とよばれる働きを持ちます。
実は界面活性剤は様々なところで使用されています。 シャンプーの他にも身近なところでは食器用や洗濯用洗剤、歯磨き粉、化粧品など。 食べ物ではアイスクリーム、ホイップクリーム、コーヒーフレッシュなど、とにかく水と油を混ぜる必要があるものには必ず使用されています。そうしないと分離してしまい商品にならないですから。
シャンプーの界面活性剤が髪や頭皮に悪いと言われる理由
油と水とをなじませることで皮脂やそれについている汚れを落とす目的の界面活性剤ですが、髪と頭皮に悪いと言われる理由がいくつかあります。
洗浄力が強すぎる。
体というものは油や細菌を落として0に近づければ「清潔」というものではありません。 健康で清潔な皮膚とは適度な油、水、常在菌を持ち外部から来る他の細菌や刺激をガードするものです。 必要以上に洗浄して皮膚表面の環境を壊せば皮膚や体に害を持つ細菌などが付着し炎症や脱毛、異臭の元になったりもします。
成分そのものに毒性がある。
シャンプーに配合されている界面活性剤は殆どが塩酸系のものですが、これらには強い細胞傷害性があります。あらゆる分野で塩酸が洗浄、殺菌によく使われるのは多くの物や生物を融解し破壊、死滅させる作用があるからです。 もちろん、人体に高濃度の酸を使うわけはないのですぐに塩酸で火傷したりはしないですが、毎日使うことで細胞を痛めているのは間違いがありません。 必要以上に傷を受け回復しなければならない頭皮や毛根は正常な状態を保つことに非常な負担を強いられることになるでしょう。 数年先、数十年先に頭皮を始め、体調に何らかの影響が出ても不思議ではありません。 髪が抜けてしまってから後悔してももう遅いのです。
何故このような危険と思われる成分を使っているのでしょうか?
答えは簡単。 安いからです。
塩酸などは塩と電気、水があればいくらでも作れます。 なので、シャンプーなど合成界面活性剤を使った商品は安く大量に作ることができ、それに色や香りと体に優しそうなイメージを持たせれば原価の数十倍~数百倍で売れる商品の出来上がりです。 シャンプーの値段の大半は広告費ですから皆さんは体に良くない安いものを広告によって持たされたイメージによって購入している訳です…。
以前も書きましたが、人体の洗浄にはお湯で洗えば十分であり、基本的に洗剤は不要です。それでも何かを使いたいなら純石けんで良いでしょう。
因みに東洋医学から見た脱毛はこの記事とは違った見解があったりもしますw