念のために!!

私が使うのは鍼灸術で東洋医ですが、西洋医学は嫌いではありません。 寧ろ西洋医学のほうが色々と分かりやすいので好きな部分もあります。  実際の治療は東洋医学の考え方で行うほうが圧倒的に多いのですが、自分ではどちらかと言うと中洋の折衷派だと思っています。 なので西洋医学、東洋医学どちらかの狂信者でもなければ、どちらにもアレルギーを持ってもいません。

「塩分が高血圧の犯人」説を覆す衝撃的な論文とは。という記事が出ました。

「うん。知ってた。」

という人もいるでしょう(笑)

特にホリスティック医学を行う人たちで西洋医学に対して斜に構える人たちは塩が高血圧の素だという話を信じ切っていない人が多くいます。 しかし、国もテレビもお医者さんも一般論としては塩を危険因子と捉える人が多いのが現実です。 

でも、その減塩推進派の人たちも多数意見に乗っかっているだけで心から塩が高血圧の主因だと思っている人はいないはずです。

今回の記事にもあるように塩を食べて血圧が上る人がいる。上がらない人もいる。逆に下る人もいる。そんなことはみ~んな知っています。 過去の「塩悪者説」の根拠となっている論文の存在だって知っているし.その解釈が一つでないことも解っているはずです。それでも一応、塩を避けておいたほうが無難だろう。という消極的理由からの制限が殆どでしょう。 こと、健康関連情報。それを発信する社会的地位のある方々にとっては「疑わしきは悪」なのです。一般論に逆らった事を伝えて悪くしてしまうと大変困りますから、何事も無難に無難に…。(´・ω・`)

医者の真意を知らず、その言葉を信じた患者さんが塩を悪者だと思い込む。そして一般常識と化すのですね。

 

今回の脂に関するものも塩と同じようなものでは無いでしょうか…?

確かに肥満になると血管内のプラークが増えて血圧を上げるでしょうが、血圧の変化はもっとたくさんの要因で起こっているはずです。その原因の一つをクローズアップして悪者に仕立て上げたところで現実の高血圧患者にとってさほど有益なものとはならないでしょう。 塩と同じように脂を制限してみれば一部の人の血圧が下がるだけ。ということになるはずです。

なんにしても高血圧対策、肥満対策などどいって塩気も脂気もない「健康食」なんて誰も望んでいないはずです。まったく美味しくないのは目に見えていますからね。 このような記事で端的に過剰な反応はしないほしいところです。 まだまだ本態性高血圧の真犯人は解ってませんから。私は複数犯の可能性が高いと思ってます。(笑)

 

 

 

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