http://gendai.ismedia.jp/articles/-/52540

この記事によるとアルツハイマーは脳の糖尿病なのだそうだ。内容が結構ややこしいのでちょっと纏めてみましょう。

アルツハイマーに特徴的な海馬の萎縮。 インスリンは脳の海馬でも作られていて記憶の定着に関わっている。 海馬のインスリンは脳の栄養(ブドウ糖)のとりこみに必要なので無くなると単純に脳の機能と組織の活力は低下する。

さらに糖尿病が悪化し、インスリン抵抗性が高まってくると大量のインスリンが血中に溢れてくる。(高インスリン血症)このままではマズいので体はインスリン分解酵素をつかって不要なインスリンを代謝してしまう。そうするとこの仕事だけで手一杯になりインスリン分解酵素の量が低下する。 インスリン分解酵素にはアルツハイマーの原因になるアミロイドβタンパク質を分解する働きがあるので足りなくなってしまうとアルツハイマー病の危険度が上がる。 

このような内容になっています。

つまり、アルツハイマーは脳の糖尿病の二次的な病気であると言えます。 脳の糖尿病が悪いといっても体の糖尿病、いわゆる普通の糖尿病があると脳の糖尿病も起こしやすいとされていますから結局、糖尿病の予防、治療がアルツハイマーの予防と治療になります。 おすすめされている薬がインクレチンGLP‐1受容体作動薬。 加えて運動、食事の見直しは必須です。

さらに、アルツハイマーが女性に多いと言うことにも触れられていてエストロゲンには認知機能(なんと曖昧なw)を高める効果があるが、女性は閉経後急速に女性ホルモン「エストロゲン」が低下していくのに対し、男性は男性ホルモンであるテストステロンをエストロゲンに変換する機能があるとなっています。これにより高齢になると男女の性ホルモン量の逆転が起こり男のほうが女性ホルモンが多くなっていきます。これが女性にアルツハイマーが多い原因だとなっているので女性ホルモンに効果が近いイソフラボンの投与が認知機能の改善に役立つとなっています。

 

と、まぁかなり有望な内容の記事ですがこれらの原因に対処したとしても糖尿病を完治できるものかと言えばそれはまだまだダメでしょう。  できれば糖尿病にはなりたくないですね…。 欲しいものも食べられず、体はすぐ疲れて動けないし怪我の治りも悪い。色々な病にもなってしまう。 はやく完全な治療法が見つかって欲しいものです。(´・ω・`)