ぎっくり腰は急に起こる腰の激痛です。 大抵の場合は落ちたモノを拾おうとするなどの何気ない動作をきっかけにして起こります。 なったことがある人も多いのではないでしょうか?
西洋では「魔女の一撃」とも言われ恐れられています。 とにかく激痛で姿勢を少しでも変えようとするとこの世のものとは思えない痛みが襲うので、横になるのも一苦労です。 救急車で運ばれてしまう人もいます。
このぎっくり腰、暑くなると多く起こる傾向にあるようです。その理由は…
①疲れ
暑くなると体に疲労が溜まりやすくなります。 そうすると疲れた筋肉の力が十分に出せず他に強い負担がかかります。その力がかかった部分が腰だとしたらぎっくり腰の発生です。
②水分
暑くなると水分を多く摂るようになります。しかし摂った水分が少なく足りないと脱水症状で筋肉は弾力を失います。そういった筋肉はとても脆く直ぐにぎっくり腰を起こします。
逆に飲み過ぎても筋肉の耐久性は落ちてしまいます。 筋肉は正常な力を出せる水分量が決まっているのです。
③薄着
暑いと誰でも薄着になります。 お腹や腰の部分が出ているとその部分だけほかと比べて冷えてしまい、冷えた部分は血行が悪くなります。血行は筋肉の状態にとても影響しますからぎっくり腰を予防したいならお腹や腰を冷やすのはよくありません。
このような原因が積み重なり、暑くなっていく季節にはぎっくり腰が起こりやすくなります。
ぎっくり腰は筋肉の状態が悪いことによって起こるので筋肉量にはあまり関係しないようです。 現にトレーニングを積んだスポーツ選手や日頃肉体を使って仕事をしている人にも起こります。 しかし、運動することは筋肉の血行が良くなりますから予防効果はあるはずです。 筋肉の使いすぎも良くないのでしょうが一般的な体を使わない人たちの多くは運動不足なので鍛えるべきです。また、ストレッチにも予防の効果があります。
繰り返すぎっくり腰
ぎっくり腰は癖になると言われます。 これは筋肉の質が相当悪化しているからです。 そういった方は生活を見直しましょう。体質から改善する必要もあるかもしれません。いつ起こるか分からない腰痛の恐怖に怯えて暮らすより適切なケアを行うことをオススメします。
ぎっくり腰の治療
多くの場合ほっといても次第に良くなります。 但し相当の我慢が必要です。
軽いぎっくり腰だとわかっているなら温めるのも1つの方法です。温めて血行を良くすると痛みは次第に緩和していきます。 ただし、炎症が強い時には冷やす場合もあります。どちらかを行ってみて症状が軽くなる方が正解です。
ぎっくり腰だと思っても本当は別の原因かもしれません。 もし、骨折やヘルニアなどであればほっといても良くはなりません。痛みがどんどん増すので直ぐに病院に行く必要があります。
もちろん鍼灸でも効果があります。 ぎっくり腰は鍼灸の効果が表れやすい代表的なものでかなりの方が一度の治療で痛みが大幅に軽減し、普通に歩いて帰って行かれます。
ぎっくり腰はいきなり起こるので予防のしようがないように思われますが、実は予防可能なものです。 あなたの腰の安全をお祈りしています。あなたの一生をこころと身体の健康からサポートするプライベート治療
松山鍼灸院 ~漢方鍼灸個別治療室 仁塾~
梅雨~夏場に多い?! ぎっくり腰
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