季節病と気象病

季節病

春夏秋冬に特徴的に起こる病気、確率の上がる病気です。 その季節がすぎると収まってしまうものが多いです。
春の花粉症、鬱、リウマチ
夏の咽頭結膜熱(プール熱)、熱中症、冷房病、ダニ、カビなどのアレルギー
秋の食中毒、喘息
冬のインフルエンザ、乾燥肌、脳卒中、心筋梗塞
などなど…

 
 
 
 
 
 

気象病

日々の天気。つまり、気候の変化や大気の変化によって起こる病気のことです。 花粉症などの季節病よりも頻繁におこり、短期で寛解します。 その特徴から季節病の要素も持ち合わせています。繰り返し発症して慢性的に経過することが多く、なかなか治りません。
光化学スモッグによるアレルギー、関節炎、喘息、リウマチ、神経痛、骨折などの痛みが代表症状で、その他、パーキンソン病、鬱、脳梗塞後遺症などは明らかに気象の影響を受けます。

原因

湿度、気圧、気温急速な変化

自然の気圧、湿度、気温などに合わせて体は自動的に体内環境を調節していますが、休息に環境が変化した場合に調節能力が追いつかずに不調をきたすとされています。そのため気候の変化が早いほど体に出る不調も大きくなりがちです。特に春秋の寒冷前線の通過前後に注意が必要です。

ヒスタミン説

寒冷前線が近づくと体内でヒスタミンが遊離して筋肉の収縮。 血管の透過性を高めて炎症を促進するなどと言われます。

自律神経説

気圧低下による副交感神経活性が交感神経の活性を起こし痛みに対して敏感になるというものもあります。

人の自然な体温変化に合わない気候変動

体温は朝から昼にかけて上昇し、夜間に低下し始めます。気温が朝より昼のほうが低い場合、またはあまり昼間に上昇しない場合にも気象病は起こります。

逆転層

放射冷却などにより地表が上空より冷たくなっている場合に発生しやすくなります。

日照不足

人の概日リズム、体温調節能を狂わせ自律神経やホルモンバランスなどに影響を及ぼします。
 

治療、予防法

季節病の治療、予防はその季節になる前に治療を始めることです。どのような治療法を用いても発症してからでは症状を抑えることしかできず治せません。 時には何年も治療にかかる場合がありますが、私の鍼灸治療を継続していただいている方からも「年々症状が軽くなっている。」「今年は出なかった!」という声があります。
 
気象病も治そうとすると季節病と同じように事前に対策する必要がありますが、こちらは一過性の環境変化を乗り越えれば良いので多少の工夫で軽くすることはできます。 それは「気密性の高い環境にこもっていれば良い」のです。 気候が回復するまで高気密住宅などに籠もり、外界との開放口は絶対に開けずに外で起こる気圧変化の影響をを最小限に抑えたうえ、エアコンで気温と湿度を管理します。 そうすると発症はしにくいですが、やはり治るわけではありません…。
 
季節病、気象病は有り体な言葉で言えば「体質」からくる病となります。「体質」は「体調」の積み重ねて成り立っていますから、日々の体調管理なくして治ることはありません。 慢性病の要素をふんだんに持っている病なので、西洋医学でも治療が難しいものが多く、鍼灸治療の門を叩いてくる方が多いものです。悩まれている方のご参考になれば幸いです。
 
 

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