新型コロナウイルス対策での鍼灸

2020年4月現在、新型コロナウイルスに対する特効薬はなく、「アビガン」「レムデシビル」「カレトラ」「オルベスコ」などが希望の星かと言われていますが、有効性や安全性には未だ大きな懸念があり、臨床での使用にもまだ時間がかかります。 

首相官邸のホームページ『新型コロナウイルス感染症に備えて 一人ひとりができる新型コロナウイルス感染症対策は?)には、「普段から、十分な睡眠とバランスのよい食事を心がけ、免疫力を高めておきます。」と掲載されています。

この先、新型コロナウイルスが蔓延すればするほどに、誰もが感染から逃れる可能性は低くなります。

感染症は生物が持つ免疫によって防疫され、万が一の感染後には排除されます。体内で免疫がウイルス増殖の勢いに負ければ発症して悪くすれば死亡。勝てば治癒か無症状のままに治ります。

発症したということは既に体内でウイルスの数が増えているので治りにくくなっているということです。 感染が避けられないのなら、体内にあるウイルスが少数のうちに素早く免疫で倒し、発症させないことしかないのです。

昔から免疫活動を亢進させて外敵に対し強い状態で保つことのできる一つの手段として鍼灸があります。

特にお灸は家庭で行うこともできる免疫の強化であり、免疫での予防、治療が有効なあらゆる病に対して耐性を強くします。 効果は直接灸(跡が残る)ほうが良いですが、せんねん灸のようなものでも効きます。

アフリカではお灸が結核予防に使用されている。

お灸(直接灸)をすることにより、マクロファージが施術後と5日後に活性化する事が認められています。
NHK総合でも2018年9月24日『東洋医学 ホントのチカラ』の中でアフリカでの結核予防、HIV/エイズとの重複感染や薬剤耐性結核といった脅威をお灸の働きにより取り除く取り組みが放送されました。

鍼・灸ともに免疫力を高める作用があり、MOXAFRICA JAPANでは2016年にRCT/臨床研究の結果、結核とHIV患者のお灸の効能として免疫力(CD4)の向上を証明することに成功したとの報告もあります。

鍼灸は結核などの細菌やウイルスの予防や感染後の進行を抑える可能性があるのです。

無論、食事や睡眠などを適切に行い生活の質を高めること。3密禁止。うがい、手洗いなどでの予防は必要です。

繰り返します。感染しないことも大切ですが、蔓延してしまうと目に見えない病原体の驚異を完全に防ぐことは困難です。 また、仮に感染して発病しても素早く治し、死さえ回避できればいいのです。 そのための全ての確率を下げる事ができるのは自身の免疫の強化しかないのです。 

参考
http://www.meiji-u.ac.jp/md-immu/r-tema1