アンチエイジングの実際

アンチエイジング anti-aging

アンチエイジングとは抗老医科学、抗加齢療法、抗老化療法などのことで、「老化の原因を抑制することで、身体の機能的な衰え(老化)を予防、改善すること」となります。 定義されている範囲が広いので当然鍼灸でも行えます。 と言うよりも鍼灸治療そのものがアンチエイジングの作用を持っていると言えます。

 

アンチエイジングは極端に言えば不老不死を目指す方法。現代の仙人になる方法でしょうか(笑) ただ、一般的な間違いとして、決して若返りでは無いということです。 体の機能を改善し、状態が良くなれば結果的に若返ったような変化が起こることもありますが、現代の科学、医学では本質的な若返りは不可能です。 時間は巻き戻せないので貴方の細胞が経た実年齢は決してマイナスにはなりません。 どこまでいっても「現時点で最高の体にしてこの先の衰えを最低限に抑える」ことが目的です。

表現を変えればこれは「未病治」であり、「予防医学」であり、「健康維持のための日々の努力をして健康寿命を伸ばす」ことと全く同じことなのです。 東洋医学の目的、西洋医学を使って国が推進していることそのものです。  

 

どうにかアンチエイジングしたいと言うなら何故老化するのか?を知りましょう。

細胞そのものの老化

細胞分裂を行う場合、遺伝情報をコピーする時に働いているテロメアが減少していくというものがあります。テロメアを伸ばせば細胞の寿命を延ばせるというもので研究もされています。 

DNA損傷

活性酸素や紫外線、その他有毒物質などにより遺伝情報が書き込まれているDNAが損傷し不正常な細胞が出来て老化が進むというものです。

 

なぜ老化するのか? 実際のところ、これは分かりません。 ただ様々な要因があると考えられていて有力なのが上記の2つです。 一番大きな問題で個人レベルで直接どうようもないのが遺伝情報が原因のもの。 父母から受け継いだ遺伝はどうしようもない寿命です。 寿命が決まっているのなら後は如何にしてその寿命を最大限まで使うことができるか?にかかっています。ゆっくり老化するための努力がアンチエイジングと言うわけです。 

老化要因とされるものは?

ホルモンバランスの乱れ

免疫力の低下

活性酸素による障害(酸化)

AGE「終末糖化産物(Advanced Glycation End-products)」による障害(糖化)

 

これらは遺伝子、DNAを傷害する要因とされています。ココまで分けてみると自分で努力するための方向性が見えてきますね。ただ、老化するからこれらの影響を受けやすくなるのか。影響を受けるから老化するのかは鶏と卵の関係のような気もします。

 

老化要因を増加させるものは様々なストレッサーだと言われる

様々な疾病

心理的不安定

紫外線

食べ物(体内に摂取するすべての物質)の質と量

腸内環境

睡眠の質と量

運動の量、質

 

きっとまだまだあります。 老化要因を増加させる具体的な刺激は様々です。いずれもっと細かく個別に説明することもあるかもしれませんが、これよりさらに具体的に掘り下げるととんでもない数になるのでこの記事ではここらで止めておきます(笑) ただ、世にある殆どのアンチエイジングを謳うケアやメソッドはこれらのどれかにアプローチしていると言えます。 

 

こんな本もあるくらい世の中には様々な方法が考案?!されています。 見てみるとその理論も効くとされる根拠も実に面白いです。こういったものの是非は皆さんがそれぞれ判断を行えば良いことではありますが、結果を出したいのなら盲信はだめですよ。

皆さんの周りでも同い年なのに明らかに老化の進んだ人。逆に若々しい人がいると思います。老化には現実的に個人差があり、歳を重ねるごとにその個人差は大きくなる傾向があります。 すると老化はその人の生活習慣に大きな影響を受けていることは容易に想像できますので、日々の努力なくして老化防止はなし得ないということになります。 

このようなものなのでアンチエイジングを目的にした努力は「◯◯をしてればOK!」のような単純なものではありません。体質、体調、趣味、嗜好…。その他にもいろいろな要因があるでしょう。 一元的な見方では体調を整えることは難しく、体調がまともでないと結果的にアンチエイジングにはならないものなのです。 

若さ、美容、健康は言葉は違えどまったく同じことです。追求していこうとするなら「楽をしては本当のものは得られない」と言うことは覚えておいて損はないと思いますよ^^

松山鍼灸院 漢方鍼灸個別治療室 仁塾