東洋医学の健康観

健康とはなにか? 病とはなにか? どうして病むのか?

現代の医学はその答えを未だ示してはくれません。 しかし確かに体調不良は存在し、それは恐らく生命体である以上、避けては通れないものなのです。
東洋、西洋の両医学はそれぞれ独自の科学でその答えを見出そうとし、その過程で価値の高い医療、養生を確立させました。 しかし、完璧ではありません。

「病因」をどこに求めるか。

西洋医学は病因の多くを自分以外に求め、東洋医学は自分の中に求めました。
病んでから研究し、解明されるまでは対処療法しか治療法がないが、一度解明されると高確率で完治、予防させる西洋医学に対して、東洋医学は病む前からの体を診て今の病の原因とその後を見極めます。また、病そのものが西洋医学的に解明されていなくても完治に至る治療法が過去の経験から存在します。 西洋医学は直接命にかかわる病気に対してその研究努力の多くを裂きますが、東洋医学は命に関わる病に罹らないようにすること、病んだあとは死に近づかないようにすることに大きな力を使います。例え肩や腰が痛いなどという現代社会では命とは無関係と思える病でも自然の一部として、生きている生物として、遠く先まで診たときに死へ近づくものとして考えるのです。
その発展してきた経緯や考え方の違いから、西洋医学は感染症の類に強く、東洋医学は慢性病に強いという特徴があります。

健康とは

不完全ながらも充実した生を全うできることではないでしょうか? そのための知恵と手法であれば過去の人たちが多くの資料を残してくれています。
今よりもより健康に近づき、より病と死から遠ざかる。
貴方がこれからも今より少しでも楽しく充実した人生を歩もうとするのなら、今病んでいる人にも、これから病む人にも必要となる考え方となるはずです。有限ではあるものの貴方の人生に少しでも長く充実した時間を。未来に大きな価値を。それが東洋医の道に入った私が施術を通じて皆さんにできることであると考えています。

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