東洋医学だろうと現代医学だろうと治療者が「治せない。」「治したくない。」「治さない。」患者というものは存在します。
理由は病の原因が不明であるとか、難しい病であるとかそのようなものではありません。 その多くは患者に「本気で治る気がない」ものです。 このことを2500年位前にいたとされる伝説の神医、扁鹊(へんじゃく)という医者が簡潔に語っています。 大昔に書かれたものですが現在でもその言葉には説得力があり、当たり前の内容ばかりです。

 
 
 
 
 
 

治療者は普通、病人を救いたいと思っているものです。

しかし、患者が治す努力をしないだけでなく指示に従わない、治療者を信用しないなどの理由によりその思いが届かないことがあります。 そういった場合、多くは信頼関係を結ぶことはできません。 金銭目的の関係か、病であり続けて、治療していること自体が大切で満足している人(患者、治療者ともにメリットが有る)状態となるのが関の山です。 信頼関係のない医療はどのようなものであれその効果を十分に発揮しません。
治らない貴方。心当たりはありませんか?
 

扁鹊の六不治

以下が扁鹊という伝説の名医が残したとされる言葉です。
骄恣不论于理,一不治也。
轻身重财,二不治也。
衣食不能适。三不治也。
阴阳并,藏气不定,四不治也。
形羸不能服药,五不治也。
信巫不信医,六不治也。
 
扁鹊はこれらがある人の場合、「治療は行いません」と言っています。 仮に行ったとしても治りが悪く、治せない可能性が非常に高いのです。
ここで言っているのは、治療者の知識や腕のせいではありません。患者に原因が有る、治さ(せ)ない理由です。
次回からはこれらを個別に考えていきます。
 
 
貴方が治らないわけ②へつづく
 
 

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