71歳の医師が「75歳を過ぎたら保険証は不要」という極論記事をぶち上げていました。  日本人は終末期になると医学に生かされてしまい、莫大な介護、医療費をかけたうえ、生きているということが決して本人のためにならない場合があり、それが人としての尊厳にまで影響を与えているということなのでしょう。

生命は大事なもの。高齢者は労るべし。長寿は素晴らしいこと。

これらは世間の一般通念とされていますが、時と場合によると思うのです。

生命は大切かもしれませんが、いつかは尽きます。 せっかく人として生まれたのなら自分の生命の使い方や終わりどころくらい自分で決めてもよいのではないでしょうか?

高齢者は労るべきでしょう。これまでの社会を支え、我々に今ある日本を作り残してくれたのです。 感謝の念をもって労るのが当然です。しかし、それは本人に苦痛を与えながら生かし続けることではないはずです。

長寿で有ること自体は素晴らしいです。 しかし、ただ生きているだけでその価値が有るかは大きな疑問です。 価値有る長寿とは健康で自立した生活が出来てなんらかの役割や趣味を持つなどで本人が満足していることではないでしょうか?

老いると社会からは弱者とみなされ、人権は保護されているとの建前がありながら、その意志と自由は次第に奪われていき、若い人の価値観で生きていかざるを得なくなります。 環境適応能力が衰えていく高齢者の多くはそれが大いに不満でしょう。

何人も世間に迷惑がかからないように生きて自分の意志で死ぬのならば、それを他の人がどうこういう必要は無いように思います。

社会、建前、利権…。そのようなものに生かされる人たちは不幸であると思いませんか? ご自身が老いた時、貴方は管理された環境で他人の思惑で生かされ続けたいですか?  好きに生きて、自然に死ぬ。それが幸せな人生だという人もたくさんいると思います。 少なくとも私は自然に死にたい。

そのためにも一秒でも長く健康で自立して生きている必要があります。 鍼灸師になり東洋医学を勉強していて最も良かったことはそれが自分自身で実践可能だということです(笑)

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