ガンが起こるDNAの変異は大半が運であるとの研究のようです。

 

もしこれが本当ならガンを発症しないようにするのは非常に難しいですね。

どんなに環境や食べ物に気を使ってもコントロールできない一定の確率で発症するのでは完全に無くすことはできません。

 

それなら我々のできることは、例え発症確率を0にできなくても残りの半分をコントロールできる可能性があることに希望を見出すしかないです。 何をやっても発症確率が0にならないからどんな生活してもいいやと開き直るのは自暴自棄ってものでしょう。

殆どの場合、どんな病気もこれに近い気がします。どれだけ節制していても病になるときにはなりますから。

しかし、病になってもそれをいかに早く見つけ、小さな芽のうちに治すか?が予防です。 東洋医学の持っている一面のお題目「未病治」は大病を起こさないための予防医学です。 健康で快適な生活を送り、結果的に病になっても初期に発見し治すことができる。これが目的ですが、西洋医学のように病かどうかを区別するものではなく、健康維持のために負担の少ない方法でこまめに体を修正していくのです。

これは、日常的、定期的に診ているからこそできることです。 病の芽が出てきて初めて焦る人が殆どですが、それでは初めから治療であり、予防という意味ではもう手遅れです。 計画的に健康を維持するなら日頃から自分と他人とで確認し修正するという作業が必須でしょう。