環境が変わる。 これは自分の周りが変わるとは限りません。

もちろん、時間は止まらないので周りの環境は刻一刻と変化していますが、それとともに自分も変化していきます。自分の体内の環境が変わることもまた一つの変化です。

体内の変化には様々なものがありますが、誰しも避けられないのが「成長と老化」です。成長と老化は体のピーク時を境にして、変化の方向が逆にはなるもののどちらも基本的には同じものです。時間軸に対して決して止まらず、可逆的に変化し続けるものです。 そして、この成長、老化という変化に上手く対応するかどうかでも健康状態が決まります。

赤ちゃんで生まれて成長していき思春期となる。この過程で爆発的に体の細胞が増え、大きく育ち、免疫も高まる。 そして生殖能力を得ます。この時期は生まれてからの一生のうちで最も変化の大きな時期でしょう。ホルモンの出かたも多く、運動量も多く、睡眠も排泄もすべてが活力あるときです。 当然、この活力は食べたものから栄養を取り、それをエネルギーにしていくため食事量は年齢に従って増えるのが普通です。 高校生などで部活で体をよく動かす人はご飯を食べる量がとても多いですが、その子たちは太ったりしません。ちゃんとエネルギーを使い切ってしまいます。

成長期の時期はこういった大量生産大量消費型の体が正常だということです。 成長期に食事が少なかったり、運動量が少なかったりすると生産量と消費量の不足がおこったことによる発育障害や病気が起こります。 体質的にあまり食べられない。運動を好まない子であっても、その基礎代謝は大人の比ではないのでその人なりの大量生産大量消費の体であるということに変わりはありません。 

子供はのびのび育てましょうと昔から言いますが、これはよく食べ、よく遊び、よく眠るということが子供時代の健康に大きく関わっているからに他なりません。 そして、この頃の健康状態が青年期、壮年期以降の体調に大きな影響を及ぼすことは想像に難くないと思います。

 

つづく…

 

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