湿度が高い場合

湿度が高いということは往々にして気温も高い事が多いです。 これは一定量の空気中に含むことのできる水分が増すからで、水の豊富な日本ではいまさら何の説明もいらないでしょう。

高温多湿環境ということになると最も大きな病気の原因は「菌」です。 梅雨の時期にカビが大量に発生することを踏まえればこれも皆さん納得されることと思います。日本での季節は概ね梅雨から夏にかけてがこの環境に対応することになると思いますが、現代の高断熱高気密住宅では室内において菌の繁殖する条件は年中整っていると言ってもおかしくない状態になっています。 菌類は現在分かっているだけでも9万7千種類。 実際の種類総数については不明で、全体個体数なども不明です。実質上ほぼ無限と言っていいほどの数がいると思えます。 

種類が多いだけあって人との関わり方も様々で単に食料となるもの。病気の元になるものから、食品や薬品の加工製造に関わるもの。健康維持に関わるもの。全く無関係なもの。関わりが不明なもの。など非常に多様です。 生息しているところもどこにでも浮遊しているものから、特定の環境でしか増えないものなど個性が色々とあります。

ここでは病気の元となる菌に限った話。その中でも食中毒の話をしましょう。

 

食中毒というと、一般的に外食やお弁当などで起こると考えがちですが毎日作る家庭の食事にも原因となる菌は必ず存在しています。 その数は組織的に衛生管理している外食店や添加物で菌の増殖を抑えている既製品と比べて多くなりがちで、皆さんが思っているよりもずっと多くの家庭での食中毒が発生しています。 しかし、家庭での食中毒は症状が軽かったり、発生した人数が少なかったりすることから、単なる風邪や一時的な体調不良だと思いこまれて知らない間に治っているのです。

食中毒を起こす菌はサルモネラ菌、腸管出血性大腸菌O-157、腸炎ビブリオ菌、ブドウ球菌、ボツリヌス菌、毒素原性大腸菌などがあります。 ブドウ球菌、ボツリヌス菌を除く多くの細菌は加熱することで死滅します。 サルモネラ菌に代表される下痢や発熱などの症状が出るまでに6時間ほどかかる感染型とボツリヌス菌のような食べて数時間で激しい嘔吐を起こす毒素型があります。

そのどちらの感染も予防となるのは原因となる菌数を減らすこと。感染した菌を免疫により適切に処理することに尽きます。 菌数を減らすというのは部屋や鍋の中を含む「高温多湿の環境」を無くすことと、掃除などにより菌が繁殖するための栄養を減らすこと。加えて「手洗い、うがい」が最も効果的です。 免疫を高めようというのは様々な方法が有りますが生活の不摂生を正すというのは養生として絶対に必要になります。それでも感染というのはしてしまうもの。大切なのはその際の対処を間違わないことです。

よほど特殊な環境でない限り、どのような生物もこの世のありとあらゆる場所にいる菌から逃げることは絶対にできません。その為、大切なのは殺菌、滅菌ではなく自分の周りの菌数を増やさないことと、自身の免疫を適正化すること以外に無いのです。

 

つづく…

 

 

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