認知バイアスというのをご存知でしょうか?

大ざっぱに言えば「なんらかの要因によって判断が偏ること」 一種の「思い込み」です。

これは認知、社会心理学の言葉で 人は皆、ありとあらゆる環境要因によって一定のバイアスを受けて物事の理解や判断を誤っています。 もちろん私も!!です(笑)

 

自信過剰バイアス

自分の知識や能力などを過剰に判断するもの。自分は人より優れていると感じて判断が歪む。

係留バイアス(アンカリング)

予め与えられている情報が基準となり予想、連想して判断が歪められるもの。アンカリングされた初期値(情報)近くに判断が固定される。

可用性バイアス

過去の特徴的な経験や記憶に判断が歪められるもの。アンカリングに似ていますね。

代表性バイアス

代表的な事柄に引っ張られて判断が歪む。過去の知識などから見た目等で直感的に判断するようなもの。やはりアンカリングに似ています。

情報の入手可能性バイアス(利用可能性ヒューリスティック)

記憶に残っているものほど選択する頻度や確率が高くなる。

確証バイアス

自分にとって都合のいいもの、好きなもの、慣れているものなどを優先して取捨選択、判断する。

後知恵バイアス

物事が起きてからそれが予測可能だったと考える傾向。 「やっぱりね」「そうなると思った」など。

対応バイアス

状況要因を考慮せずに個人の特性を推測する傾向。主に他人に対して発生。

正常性バイアス

自分にとって都合の悪い情報を無視、過小評価する。

多数派同調バイアス

大勢の人がいる時に周りに合わせようとする心理。

内集団バイアス

自分が所属している集団には好意的な態度をとり、その他の集団には差別的な態度をとる心理。

バンドワゴン効果

多数がある選択肢を選択している現象が、その選択肢を選択する者を更に増大させる効果。時流に乗る・多勢に与する・勝ち馬に乗るという意味。

アンダードッグ効果

不利な人を応援する心理。「負け犬効果」

自己奉仕バイアス

成功は自分の手柄とするのに失敗は自分の責任と考えない傾向。

ハロー効果

良くも悪くも、目立つ特徴に影響を受けて他の特徴についての評価が歪められる。 後光効果。

バーナム効果

誰にでも該当するような曖昧で一般的なものを自分だけに当てはまるものと考える現象。 占いなどで使用。

フレーミング効果

表現の印象によって絶対評価ができなくなるもの。相対評価をしてしまう。 成功率90%と失敗率10%では前者の印象が良くなる。など。

リスキーシフト

単体では大人しく無難な人が集団の中では極端な意見に同調していく心理。

コンコルド効果

これまでに投資した時間、金、労力などを無駄にしたくないと考え「損切り」できない心理。

プロスペクト理論

利益を得る場面では確実に取れる利益を取るが、一定のリスクがある場合はその全てを回避しようとする傾向。  ①100%の100万円取得機会 ②50%の200万円取得機会 このどちらかを選ぶ場合に①を選択する心理。

観察者バイアス

何かを観察している時に期待している現象だけが強調されるもの。   

認知的不協和

矛盾を抱えた時に新しい事実を否定する傾向。 

相対的思考

あらゆる選択を相対的な基準で考える傾向。

復讐による快楽

復讐することにより自分に不利益が有っても達成時の心理的快楽を優先する傾向。

リンゲルマン効果 フリーライダー)

社会的手抜きとも呼ばれる。 集団で共同作業を行う時に集団が大きくなるほど一人当たりの作業量が低下する現象。

サンクコスト

埋没費用のこと。 継続に不利益が有ると知っても今まで支払った金、時間、労力などを惜しんで途中で止めることができない心理。 コンコルド効果に似ていますね。

アポフェニア

無意味な情報から規則性、関連性を見出そうとする心理。 宝くじ番号の予想など。

偽の合意効果

他の人々も自分と同じように考えていると思いたい心理。 存在しない合意があると感じてしまう。

保有効果

自分の持っているものに高い価値を感じて手放せなくなる心理。

現在志向バイアス

未来の利益よりも目先の利益を優先してしまう心理

現状維持バイアス

得をする可能性が損をする可能性を上回っても、人は変化よりも現状維持を選択する傾向。 今持っているものが残る方が未来に手に入るものよりも価値を大きく感じる。

損失回避

得られる物よりも、失う恐怖の方が大きい。損失を利益より大きく評価する心理。

ツァイガルニク効果

達成したものよりも達成できなかった物事や中断している物事に対して、より強い記憶や印象を持つ現象。

プロスペクト理論

利益を得られる場面ではリスク回避を優先し、利益を確実に手に入れることを優先。 損失をこうむる場面では損失を出来る限り回避する心理。

根本的な帰属の誤り

個人の行動を説明するにあたって、気質的または個性的な面を重視しすぎて、状況的な面を軽視しすぎる傾向。対応バイアスのこと。

ピークエンドの法則

過去の経験を絶頂期の結果、感情で判断する。

単純接触効果

接触頻度が高いと高感度が上がる現象。

希望的観測

自分の希望に引きづられて判断が歪む。

返報性

好意を受けると返したくなる。

コミットメントと一貫性

一度立場が明確になるとそれに固執し一貫性を保とうとする。

社会的証明

他人の考えや思考に判断が引きづられる。

好意

好意を持つ人の要求を受け入れやすい。

権威に従う

権威を持つものの意見や情報を信用する傾向。依頼を受けやすい傾向。

希少性

入手が困難なものにより価値を感じる傾向。

禁止されているものに魅力を感じる

希少性と似ている。 制限されているものに価値を感じ、信用する傾向。

心理的リアクタンス

自由を脅かされた時に自由の獲得を強く望む傾向。

自分を正当化する

自分の考えと事実に差があると不快になる傾向。(認知的不協和)

学習性無気力

長期にわたってストレスの回避困難な環境に置かれた人や動物は、その状況から逃れようとする努力すら行わなくなるという現象。

 

まだまだありそうですがとりあえずここまで…。

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