疲れってなに?

疲労とは

運動すると筋肉が疲れる。考えると脳が疲れる。 疲労のイメージはこんなところでしょう。
ところが、体を使おうと頭を使おうと疲労するのは同じ場所。 「脳」だという研究があります。
強い筋トレなどの運動を行った場合は筋肉そのものが痛みますが、有酸素運動を数時間行うなどの日々の軽度な運動においては筋肉は殆ど損傷を受けません。
この場合、基本的に疲労というのは何らかの仕事を細胞が行うときに出る疲労物質。例えば「乳酸」が原因だと考えられていましたが、現在ではその考えは否定されていて活性酸素によって酸化ストレスを受けて神経細胞が破壊されるからであると考えられています。
運動すると呼吸、脈拍、血圧、体温、発汗など様々な体内環境を調整するために自律神経は活発に働きます。 このときに一番大量の酸化ストレスを受けるのが脳にある自律神経の中枢です。中枢自律神経線維網(central autonomic network)」 「CAN」と呼ばれる視床下部、前帯状回を含む脳内ネットワークであり、ここは生きている限り、絶えず休まずに働き続ける部位です。
この生存に必要な自律神経に一時的に強い負荷がかかり、本来体が持つ抗酸化作用がストレスによる酸化に負けてしまうと細胞が損傷していきます。 そうすると自律神経の機能が低下していき、体内環境を維持し続けることができずに「疲労」がおこります。 この疲労があたかも運動時に筋肉が疲れたかのような錯覚を起こすとされています。

自律神経に支配される体、自律神経を支配する意志

自律神経は自分を律し続けている神経。 本体の意志とは無関係に働き続けるものです。 呼吸、拍動、体温維持…生命維持に必要なありとあらゆる働きを調節していて人間の体内環境を一定値に収まるように自動調節しています。自膣神経の働きがうまくいかないと体内環境が大幅に悪化し、もし自律神経の停止がおこると、それは死そのものです。言葉としては過労死というのがそれに当たるのでしょう。
疲労とは生命の危機が起こらないように事前にストレスから逃げるようにと体からの警告が出ている状態です。 この警告を無視し自律神経が仕事をし続けるとストレスによるあらゆる病を引き起こします。
自律神経は自分の意志では制御できません。しかし、導くことはできます。生活の習慣や環境を正せばより正常化しますし、悪習慣を続ければ悪化していきます。それはどちらも一直線に起こる変化ではなく、波打ちながら上がったり、下がったり時間をかけて変化していくものなのです。 短期的な変化を繰り返し、中長期的な変化により人の健康や寿命などに大きく関与します。
それをもっと意識的に行えば養生となります。その方法はマインドフルネス、運動、睡眠、食事など様々なものがあるでしょう。特に鍼灸や気功など東洋医学にはとても多く存在します。 これらを行えばその特性によって血圧や心拍数を下げたり、体温を上げたりが可能なのは経験上みなさんが知っているとおりです。 つまり、自律神経は不完全ながらも間接的に制御が可能ということで、自律神経の疲労による病も回避可能ということになります。 みなさん、疲労は早めに解消してしまいましょう(^^)

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