念のために!!

私が使うのは鍼灸術で東洋医ですが、西洋医学は嫌いではありません。 寧ろ西洋医学のほうが色々と分かりやすいので好きな部分もあります。  実際の治療は東洋医学の考え方で行うほうが圧倒的に多いのですが、自分ではどちらかと言うと中洋の折衷派だと思っています。 なので西洋医学、東洋医学どちらかの狂信者でもなければ、どちらにもアレルギーを持ってもいません。

 

日本人は病院が好き?で年間の一人あたりの受診回数は約13回だそうです。これは韓国の約14.5回に次ぐ世界2位。OECD平均(6.6回)のほぼ2倍近い数で、この数は結構異常です。

若い人なら何年も病院に行っていない。なんてのは珍しくないですから、高齢者。しかも同じ人が月に何度も病院にかかっているのが平均値を上げている原因だとすぐに推測できます。 

本当に病気で必要になり病院にかかっているなら良いんですが、周りを見回すと通院に疑問符をつけたくなるような方々も多いのではないでしょうか? 今回はこのような方に対してのメッセージとなります。

 

高齢になれば、誰だって内臓機能や筋肉、神経、ありとあらゆる機能が低下して血圧、血糖、コレステロール値、節々の痛みなどなど体に変調を覚えるのは当たり前です。これは自然な老化現象なのですから。 この老化は個人差が非常に大きく、自堕落 奔放な生活をしてきた方は健康に気をつけて養生してきた方よりも当然のことながら早い持期に老化による体調不良を起こしやすいです。 もちろん、老化による体調不良も立派な病気であるかもしれません。医師の診断により病名だってつきます。 何より少なくとも若い頃のような健康状態ではないですから。 しかし、年13回。毎月一回以上通院しているということは病院にかかっていても治っていないということです。つまりは一年中、病気。

一時間以上も待合室で待って、5分ほど医者と話をして、一ヶ月分の薬をもらって帰る。 その薬を毎日飲んでいるにも関わらず治っていない。 よっぽどの病でなければ若い人なら普通は治ります。 治らないのは薬が効いてもその体調を治せないからです。 つまり、薬が合っていないか、そもそも薬で治せる病ではない可能性が十分にあります。

老化はある意味では誰もがかかる不治の病であり、現代医学は未だ老化という病に打ち勝っていません。すべての生物は老化することにより、病人、または半病人となるのです。 そして、ある意味では老化は病ではありません。 自然の摂理に寄る経年劣化。状態の変化。命のサイクルの一部です。

 

体調が良い高齢者もいる

当然ですが、すべての高齢者が毎月必ず病院にかかっている訳ではありません。 体調が良い高齢者はほぼ間違いなく、アクティブです。 体を動かし、しかし無理はせずに自分の体を上手く使っています。 多少の痛みや体調不良を感じても慌てずに休養します。 薬や病院には簡単に頼りません。 趣味を持っている人も多いです。

総じて、上手く老化しています。 上手く老化すると体の機能低下が緩やかなので元気な時間が長く維持できます。つまり、老化病をひどく病んでいない。 

高齢になっていく段階で強い治療や薬、無理な運動。食べ過ぎなどの不摂生をすると老化が加速度的に進みます。 そして、負担がかかって壊れてしまった所が病むのです。 

高齢になって病んでから悔いても遅いことも多いですが、まだ自分で自由に動ける人は節制すれば十分に回復の余地はあります。しかし多くは昔のようには戻りません。 一度老化した体は基本的に不可逆ですから。 病院に頻繁に通う高齢者は完璧に痛みがとれて若い頃のように動けないと納得しないような人もいます。 このような人はもう少し、現実を見てもいいと思うのですが…。 とにかく、自堕落 奔放に生きて薬や医者に頼り体調を治そうと考えてる人は考えを改める必要があります。  これは今すぐがオススメです。 今の瞬間が一番若く、若いほど病は治りやすく、老化に歯止めをかけやすいですから。

 

貴方は老いた後の人生を「痛い痛い」と言いながら病院に通うことに使っていて楽しいですか?

「デイ・サービスや病院に行くのが仕事。」 薬の作用による頻尿で「トイレに行くために生きている。」なんて冗談めかして言っている高齢者も結構な数います。 貴方は大切な残りの時間をそんなことに使いたいのでしょうか? 今、少しでも考えを改めて好きなことをできるだけ長く行える、よりよい人生にしたいとは思わないのでしょうか? 

 

老いてからではどうしようもない部分がある

若い人からすれば 体を動かせ! 栄養をつけろ! などと高齢者に発破をかける気持ちも解りますが、実際に高齢者が自発的に節制するのは非常に困難です。 気力も体力も衰え、体調も悪く、体の痛みもある。そんな状態で、運動しようとしても効果が出るほどのことはできません。無理に運動すればすぐに体を壊します。 体調が悪ければ食欲だって沸かないし、排泄も上手くいかない。 だからと言って薬でムリヤリ体調を整えようとしても肝臓や腎臓など内臓の働きが弱っていては効果は少なく、薬害が強く出る。 一定の若さが有れば有効な方法も老化が進んでしまうと効果的な方法では無くなります。 つまり、打つ手なし。です。

このようになってしまっては、段階的に少しずつ治していくしかありません。  それも自身の努力は必須で、医者や治療者への人任せではいけません。 老化は止めることはできず、ただでさえ治りにくいものなのに他力本願な姿勢では、治るのと体力、寿命が尽きるのとでは、単純に考えて果たしてどちらが早いでしょうか?

 

病院は使い方によってはとても有用で、病気を抱えた人にとっては絶対に必要な施設です。 しかし、高齢者の慰安施設ではありません。 過剰医療による健康被害だって沢山あります。 個人の健康に関わることにしろ、医療費の無駄遣いの問題にしろ、患者、医者共に病院、医療の使い方はそれぞれがしっかりと考えるべきだと思います。

医者も患者も「病院、医療は社会的なインフラ」なんだから本当に必要な人に必要なだけの医療を行って、私利私欲のためだけに使うなよ…ということですね。 養生する気のない(治す気のない)人の病や、老化によるどうしようもないものを納得するまで思う存分、治療したいなら全ての治療に公的な保険を使うのは社会悪であるとも言えます。 医療費の増大問題に加え、無駄に多くの患者が病院にかかることで本当に治療の必要な人の診療時間や治療時間が削られてしまします。

 

もう一度言います。 病院はとても大切な社会的インフラであり、私利私欲を満たすための施設ではありません。 貴方がより良い状態を維持したいなら、病気で本当に困ってる人を助けたいなら、無駄に病院に行かず無駄な医療を行わず、それなりに考えそれなりの節制した生活を一刻も早く送ってください。

 

言葉ややり方は違えどこのことは国も推進していますし、今の社会では自分に必要な知恵や知識を与えてくれる治療者、メディアはそこらじゅうにあります。 

予防に勝る治療なし。

 

 

 

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